赤頭巾 /koym ページ7
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ymmt side
とある日の夜の初め頃。
「こうちゃんっ!」
「山本さん、何ですか」
僕が本を読んでいたこうちゃんに後ろから飛びつくと、少し嫌そうにしながらも頭を撫でてくれる。
こうちゃんの手のひらがこの秋の寒さから僕を守ってくれるように感じて心地よい。
「ねぇこうちゃん、本読んで〜」
そう言って持っていた本を彼に渡す。
その題名を見た彼の目が丸くなった。
「赤ずきんちゃん!?……ですか?」
「そう!でも、ただの読み聞かせじゃなくて。2人でなりきりするの」
「へぇ、面白そうですね」
それから僕たちはより本格的になりきれるように服を着替えることにした。
僕は赤色のパーカー、こうちゃんは茶色の服を着て、さらに狼の耳を付ける。
「よし、じゃあやってみよっか」
_____
wtnb「やあ、こんにちは。君の着ている赤いパーカー、とても綺麗だね。ところで君、どこへ行くの?」
ymmt「これから森の奥に住んでいるこうちゃんのお家へ行くの」
wtnb「そうなんだ!じゃあそこに咲いているお花を摘んであげていったらどう?きっと喜んでくれるよ」
ymmt「それは良いアイディアだね。そうする!」
---
コンコンコンと寝室の扉をノックして
「こうちゃん、遊びに来たよ!」
と声を掛ける。
中に入ると寝ているこうちゃんがいた。
しかし、いつもと様子が違うようだ。
「こうちゃんの耳はそんなに大きかったっけ?」
「それは山本さんの声をよく聞くために大きくしたんだよ」
「じゃあその大きな目はどうしたの?」
「それは……」
_____
次はなぜ口が大きいのかを聞く質問だ。
ただそれをやるだけじゃ面白くないと感じ、違う質問をしてみることにする。
「それなら、なんでそんなにこうちゃんの手は大きいの?」
「あ、え?」
こうちゃんはいきなり違う質問をされて驚いているようだ。
とりあえず返事が来るのを待ってみる。
それから数分経った頃、
「そ、それは……」
彼は何か思いついたのだろうか。
いきなり口を開いた。
「山本さんを可愛がるためですよ」
そう言って布団から起き、僕のことをぎゅっと抱きしめてそのままベッドに押し倒す。
まさかの行動に呆気にとられて何も喋れていない僕に向かって彼は言う。
「これから可愛い山本さんのこと、ゆっくり食べちゃいますからね」
その後僕はそのオオカミさんにおいしく食べられたのだった。
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赤ずきんちゃんパロっちゃパロっぽいパロでした!
カノウセーもいいですね()
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ずう。(仮) - ポテトさん» ご閲覧ありがとうございます!現在更新ができない状況におかれているのですが、なるべく早く再起できるように頑張ります!🙇 (4月13日 20時) (レス) id: e4417c6049 (このIDを非表示/違反報告)
ポテト - 読むのが遅くなりました…!もう最高です!これからも頑張ってください!! (4月13日 19時) (レス) id: 798abc9d9b (このIDを非表示/違反報告)
ずう。(仮) - (続き)でも、新しい機材が整い次第、再び活動をするつもりです。リクも頂いているのでなるべく早く再開出来ればと思っています。それまではどうか温かい心でお待ちください🙇 これはずう。本人が書いております。またお知らせがあったらここに置きます。お願いします (3月29日 22時) (レス) id: e4417c6049 (このIDを非表示/違反報告)
ずう。(仮) - 緊急事態が発生していまいました。お話の編集中に作業用のPCが壊れました😢 どういう事かと言いますと、ずう。のアカウントが再起不能になりました。どうにかログインできないかも試したのですが…。 なのできっとこの作品はこれ以上更新できないかと思います。 (3月29日 22時) (レス) id: e4417c6049 (このIDを非表示/違反報告)
ずう。(プロフ) - 野桜いちごさん» あぁぁぁ~~~ありがとうございます…励みの極みです😭😭 続きも書かせていただきます!気長にお待ちいただけると嬉しい限りです🙇 (3月29日 9時) (レス) id: 4358b1bf42 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ずう。 | 作成日時:2023年10月16日 18時