【Q.K】明け暮れ物語 短〜中編集

規定　/(sg)insg 　/裏匂?　/リク ページ39

sgi side

-PM23：05
「ただいま」
普段以上に重ったるく感じられる玄関の扉を開く。
「……おかえりなさい、須貝さん」
出迎えてくれたのは俺の恋人の乾。
付き合ってからもう1年近くも経っている。
だから今日みたいに門限を破った日は、
「何か言うことないんですか」
こうやって問い詰めてくるのも把握済み。
「…時間守れなくてすみませんでした、」
規定通りの言を並べる。
「それだけですか」
返答される言もまた、定まっている。
「……。じゃあ今日は何を…？」
「取り敢えず中に入ってください」

そう云われて入ったのは寝室。
「なんで寝室、？」
ここに連れてこられるのは恣意的だ。
「今日は少しだけ特別なので」
その言葉と同時に後方のベッドへ押し倒される。
意外と力あって怖いと思うのは俺だけだろうか。
いや、でもこいつ野球やってたんだっけ。
じゃあそのくらいあっても当然か。
そう頭の中で自問自答をしていると、
「押し倒されてんのにまだ違うこと考えられる余裕あるんですね」
ぺろっと唇を舐めた乾が口を開く。
「？、それってどういう…」
俺が言い終わる前に彼は俺に馬乗りして喉にキスを落とす。

じゅぅ、

その音と共に首元に微かな痛みが走る。
「キスマ綺麗に付きましたよ」
と首から口を離した乾が言う。
「キスマって…おま、俺明日仕事なんやけど、」
「いいじゃないですか別に、皆さんにも見てもらえますし」
軽く微笑んでいる顔が悪魔のようにしか見えない。
「てか、まだ終わってないですよ」
乾が俺から降りる。
すると、

「俺にもやってくださいよ、駿貴さん」

と俺に囁く。
電撃が走ったかのように身体が一瞬にして熱くなる。
この色気も少しうざったるいが。
まぁいい。
強引に乾を俺の下に組み敷く。
「よくもやってくれたな、晃樹さんよぉ」
これでようやく立場が逆転、というか元に戻ったのだから。
「お仕置きってことで今日は絶対寝かせんからな」


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【喉にキスマークを付ける人の心理】

周囲へのアピールも含め、キスマークを付けた本人に対して、愛情と嫉妬が混じり合った意味が込められています。
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ポテトさん、リクありがとうございました！
ドロドロ要素ほとんどないですね、すみません🙇
勝手に裏匂わせましたし。
お気に召していただけますと幸いです！


まさかの今日2つ更新。。
リクなので早めにという理由です。
なので来週更新できないかもです、💦
申し訳ありませんがご理解お願いします。

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