洗髪剤 /sgin ページ33
※付き合ってる前提※
sgi side
「お風呂借りますね」
時計の短針が9を指したくらいの事。
隣に座っていた乾が俺にそう声を掛ける。
「じゃあ一緒にh、」
「今日はやめておきます〜」
一緒に入ってやろうと思ったのに。
断るのが早いんよ。
「タオルってどれ使っていいですか?」
「脱衣所にあるの適当に使って」
「了解でーす。あ、…絶対来ないでくださいよ」
彼はそう言い残してお風呂へと向かった。
ついて行きたい。行きたいけど、……それで嫌われたら嫌やし。
仕方ない、我慢するか。
・
それから20分も経たないうちに、寝間着を着た乾がリビングへ戻ってきた。
「あがりました〜」
「ちゃんと温まったか?」
「お陰様で〜」
その言を発すると、彼は俺の前にちょこんと座る。
これはもしや、
「須貝さん、僕の髪乾かしてくれます?」
やっぱり来たか。
一週間に一回来るか来ないかくらいの定期で訪れる、乾のデレ期。
いつも絶対しないのにこの時だけ上目遣いしてくるんだよ、こいつ。
「え、自分でやらんの?」
様子見も兼ねて一回断ってみる。
すると彼は首を少し傾け
「だめですか、?」
と再度俺に問う。
ここで断ったらどうなるのか少し気になりもするが……
「わかったわかった」
デレ乾を見るためだ。やるしかないだろ。
・
ドライヤーの冷風を止める。
「はい、いい感じに乾いたー」
「ありがとございます、」
彼はそう言いながら、俺にへにゃっと笑いかけてくる。
これは乾可愛いランキングTOP3に入ってるやつ。
あぁやって良かった〜。
そんな事を考えていると、
「ねぇすがいさん、おれ、すがいさんのにおいする」
不意に乾がそう発する。
「俺と一緒のシャンプー使ったんだから当たり前でしょうが」
何だ急に。
いつもと違うデレ方してくるんだが。
てか、デレ……でもないな、これ。
「だいすきなにおい、……ずっといっしょになれる?」
「んー…次風呂入ったら消えるのでは、?」
そう返したのが間違いだった。
「ぇ、じゃあもう絶対ふろいかないし、」
彼はぷいっとそっぽを向いてしまった。
慌てて俺は言直す。
「いや冗談よ?」
嘘も方便ってこういう事か。
「…ほんと?」
「本当!絶対!」
「……しんじますからね?」
とりあえず一件落着。
でもな、
……匂いは消えても俺はお前の前から消えないっつーの。
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個人的には好きなコンビです、。
これからiniさん右祭り始まります。
リクも待ってます!
追記:19000hit・♡340以上、感謝します!
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ずう。(仮) - ポテトさん» ご閲覧ありがとうございます!現在更新ができない状況におかれているのですが、なるべく早く再起できるように頑張ります!🙇 (4月13日 20時) (レス) id: e4417c6049 (このIDを非表示/違反報告)
ポテト - 読むのが遅くなりました…!もう最高です!これからも頑張ってください!! (4月13日 19時) (レス) id: 798abc9d9b (このIDを非表示/違反報告)
ずう。(仮) - (続き)でも、新しい機材が整い次第、再び活動をするつもりです。リクも頂いているのでなるべく早く再開出来ればと思っています。それまではどうか温かい心でお待ちください🙇 これはずう。本人が書いております。またお知らせがあったらここに置きます。お願いします (3月29日 22時) (レス) id: e4417c6049 (このIDを非表示/違反報告)
ずう。(仮) - 緊急事態が発生していまいました。お話の編集中に作業用のPCが壊れました😢 どういう事かと言いますと、ずう。のアカウントが再起不能になりました。どうにかログインできないかも試したのですが…。 なのできっとこの作品はこれ以上更新できないかと思います。 (3月29日 22時) (レス) id: e4417c6049 (このIDを非表示/違反報告)
ずう。(プロフ) - 野桜いちごさん» あぁぁぁ~~~ありがとうございます…励みの極みです😭😭 続きも書かせていただきます!気長にお待ちいただけると嬉しい限りです🙇 (3月29日 9時) (レス) id: 4358b1bf42 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ずう。 | 作成日時:2023年10月16日 18時