【Q.K】明け暮れ物語 短〜中編集

優先順位　/izym ページ29

ymmt side

最近彼氏が冷たい。
「伊沢さーん、今日どっか行きませんか？」
ちょうど今日僕も伊沢さんも休みだったから声を掛けたのに。
「ごめん、ちょっと元カノが来てほしいって言ってるからさ、俺会いに行ってくる」
伊沢さんはそう言い残してどこかへ行ってしまった。
「……わかりました、」
そうなると、僕はひとりぼっち。
ほらまた今日もこの構図。
本当に今伊沢さんって、僕の彼氏なんだよね？
なんでさ、元カノさんが優先されるの？
意味わかんない。
いくら僕でも嫉妬しないわけないじゃん。
なんて一人でぐちぐち呟く。
……。
……！
そうだ、僕だって！


・
走って向かったのは近所にあるちょっとお洒落なカフェ。
そこにいたのは僕の高校時代の同級生。
詳しく言っちゃうと元カレ。
会いたいって連絡したら、わざわざここまで来てくれたのだ。

「どうした、急に会いたいなんて。……もしや、今カレさんと何かあったか？」
「まぁそうなんだけど、
　……最近さ、伊沢さんが元カノさんの事しか考えてなさそうで、」
「だから、お前も元カレのところに来たってことか？」
「うん、、」
僕が肯定すると彼は鼻でふふっと笑って口を開く。
「……仕方ないな、じゃあ久しぶりに2人でどっか行くか」

---
切ります！
全然要素なくてごめんなさいっ。。
不憫ymmtさんも悪くない……気がします…！(個人の感想です)

　　　　　/続き→←給湯室　/izin

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す