問題。 /izfk ページ16
fkr side
「俺がもしこのクイズに正解したら……」
俺の頬が赤く染まっていく。
なんでこんな事になったんだっけ。
そうだ。
あの時だ。
あの時の俺がそんな事言ったから……。
遡ること数分前。
「福良さーん！クイズで勝負しません？」
「お！いいね〜、やるやる！」
俺は伊沢にクイズをしようと誘われた。
動画外で一緒にするのは久しぶりだったので、俺は受け入れることにしたのだ。
ルールは至って単純。普通の早押しクイズ。
5問先に正解した人の勝ち。
でもいつもと違うのは、負けた人は勝った人の願いを聞くっていう約束を付けたこと。
時が過ぎ、6問が終了した。
現状、俺は伊沢に4対2で負けている。
「え、伊沢強っ」
思わずそんな言葉を口から漏らすと、
「そりゃあ“クイズ王”ですから」
クイズ王、というところを強調してニヤッと笑う。
「で？次の問題伊沢が取ったらどうすんの？」
問題になった発言はここ。
俺がこんな質問しなければまだ逆転だってあったのに。
「え〜そうですね〜。
俺がもしこのクイズに正解したら、福良さんの唇が欲しいです！」
「……え？」
困惑。
次に出す言葉が見つからない。
そんな俺を見て彼はフフッと顔を綻ばせ、
「じゃ、次の問読みお願いしまーす」
と、ライターさんに向かって言う。
伊沢の悪戯な部分が筒抜けになっている。
「問題」
ライターさんが平然な口調で声にする。
慌てて早押しボタンに手を伸ばしたのはいいものも、さっきの伊沢の一言のせいで問題が頭に入ってこない。
「挨拶や儀礼としても用いられ、唇/」
そこまで読まれたところで伊沢がボタンを光らせる。
「接吻！！」
彼は自信に満ちた表情で叫ぶ。
せ、せ、接吻！？
こんな時にそんな訳……。
「……正解です！」
「うぉっしゃぁ！」
ライターと伊沢が燥ぐ中で俺は1人撃沈する。
「じゃあ5対2で俺の勝ちだな」
そう言う伊沢の目が鋭く光った。
俺の本能が危険だと感じ、伊沢から距離を置く。
しかしそんな抵抗は伊沢には意味がなく、「約束ですからね」と顔を近づけてくる。
それは瞬きをした一瞬のことだった。
伊沢の柔らかい唇が直接肌で感じられた。
なぜなら彼は俺の唇……ではなく頬に自身の唇を落としたからだ。
呆然としている俺を見て彼は、
「期待しすぎちゃダメですよ」
と囁く。
そこにはよかったと落ち着く俺と、本当にずるい人だと心の底から思う俺がいた。
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izfkって何かいいですよね。
悪戯 /mntmgn /リク→←もっと、 /nbin /曲パロ
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ずう。(仮) - ポテトさん» ご閲覧ありがとうございます！現在更新ができない状況におかれているのですが、なるべく早く再起できるように頑張ります！🙇 (4月13日 20時) (
レス) id: e4417c6049 (このIDを非表示/違反報告)
ポテト - 読むのが遅くなりました…！もう最高です！これからも頑張ってください！！ (4月13日 19時) (レス) id: 798abc9d9b (このIDを非表示/違反報告)
ずう。(仮) - (続き)でも、新しい機材が整い次第、再び活動をするつもりです。リクも頂いているのでなるべく早く再開出来ればと思っています。それまではどうか温かい心でお待ちください🙇 これはずう。本人が書いております。またお知らせがあったらここに置きます。お願いします (3月29日 22時) (レス) id: e4417c6049 (このIDを非表示/違反報告)
ずう。(仮) - 緊急事態が発生していまいました。お話の編集中に作業用のPCが壊れました😢 どういう事かと言いますと、ずう。のアカウントが再起不能になりました。どうにかログインできないかも試したのですが…。 なのできっとこの作品はこれ以上更新できないかと思います。 (3月29日 22時) (レス) id: e4417c6049 (このIDを非表示/違反報告)
ずう。(プロフ) - 野桜いちごさん» あぁぁぁ~~~ありがとうございます…励みの極みです😭😭 続きも書かせていただきます！気長にお待ちいただけると嬉しい限りです🙇 (3月29日 9時) (レス) id: 4358b1bf42 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ずう。 | 作成日時：2023年10月16日 18時
