彼の前でナンパされちゃった【リクエスト】 ページ6
雨宮蓮
「 彼女に何か用?」
ヤクザでも気圧されるような威圧感で、Aに話しかけてきた男を睨んだ。男は「ひっ!」と声を上げ、そそくさとその場を離れる。その程度の覚悟で俺の彼女をナンパするなんてな、と鼻で笑う蓮をAは頬を赤らめながら見つめていた。「 蓮、格好いい。」と言われると、蓮の威圧感がAへの愛情へとジョブチェンジされる。気恥しそうに頭をかきながら「 格好いいって思われるためにやったんじゃないけど…Aにそう思って貰えて嬉しい。」と笑った。
坂本竜司
「 そいつから離れろ。」
いつものように声を荒らげて怒鳴るのではない、静かな怒りだった。だがそれが余計に怖さを醸し出させる材料になっており、男は「ひえっ」と声を上げて、そそくさとその場を離れる。男が去ってからは、怒りよりもAへの心配が勝っていて、大丈夫か?何かされてないか?と質問責めにあう。とことん優しい竜司の姿を見て、「竜司のこと、大好き。」とつい心の声を漏らしてしまうと、「 ばっ!お前今それ言うんじゃねえよ!猿みてーな顔になんだろーが!」と過去一の声量で叫ばれた。
喜多川祐介
「 散れ。」
たった一言だが、男を威圧するのには十分だった。「ひっ!」とみっともない声を上げ、そそくさと逃げ帰る。男が去って暫くしても祐介の表情が厳しいままなので、Aは彼の頭に手を伸ばしながら「 もう大丈夫だよ。ありがとう。」と言う。身長差のこともあって、Aから頭を撫でられるということは初めてだった祐介は「なっ…!?」と慌てふためく。やっと元の祐介に戻ったと安心したのもつかの間、彼が力強くAの腕を掴んで離さない。「 もう一度、お願い出来ないだろうか…?」と捨てられた子犬のような目で聞かれたら、もう逆らうことはできない。
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すみれ(プロフ) - ユウナさん» そう言っていただけて本当に嬉しいです!少しでも占ツクでこの界隈盛り上げられるように、これからも頑張ります!また何かリクエストなどありましたら気軽にコメントしてください☺️ (12月28日 1時) (レス) @page49 id: 945d36a3b1 (このIDを非表示/違反報告)
ユウナ(プロフ) - 書いて下さりありがとうございました!ペルソナの夢小説は少ないのでとても読んでいて楽しかったです!! (12月28日 0時) (レス) id: 4c6d2ce850 (このIDを非表示/違反報告)
すみれ(プロフ) - 澪さん» コメントありがとうございます!二度目のリクエスト、とっても嬉しいです。続編にてそちらの内容を書かせていただきます。完成まで少々お待ちください💭 (12月27日 23時) (レス) id: 945d36a3b1 (このIDを非表示/違反報告)
澪(プロフ) - 2度目のリクエスト失礼します!「彼らに歌ってる姿を見られた」をお願いしたいです!!ゆっくり更新頑張って下さい! (12月27日 22時) (レス) id: e3ab6e516d (このIDを非表示/違反報告)
すみれ(プロフ) - あにゃさん» コメントありがとうございます!解釈一致と言っていただけて本当に嬉しいです♡ もう少しでお話がいっぱいになりそうなので、続編移行した後で一番最初に書かせていただきます。完成まで少々お待ちください💭 (12月26日 21時) (レス) id: 945d36a3b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:すみれ | 作成日時:2023年9月10日 17時