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喜多川祐介

「 …俺にはお前しか見えない。」

初めての恋だった。だからこそ、この恋を成就させたいという願いがいっそう祐介を突き動かしてきたが、彼女からのはっきりとした拒絶の言葉を聞いて、少し諦めることが出来る気がした。だが、最後に彼女に一つだけ勘違いして欲しくないことがあってそれを伝える。「お前以外…いないんだ…」ああ、さようなら恋心、と切なげな表情でAを見つめる祐介。その表情と言葉にAの胸が酷く痛んだ。自分の行動が彼を傷つけてしまっていることに、自分が思っていることと反対のことばかり言ってしまうことに悔しさを覚える。伝えられない。でも今伝えないと、本当に終わってしまうような気がする、そんなの嫌。「…ごめん、私本当は…祐介が好き」その言葉を聞いて、見えない尻尾を振る祐介。「本当か…っ!」ガバッとAに抱きつき、しばらく離さなかった。


明智吾郎 / 前


「 …君が言うなら、そうする。」

引き下がろうとする様子を見せて、Aの反応を伺おうと思った。こんなことをしている時点で自分らしくないと明智は思ったが、引き下がるのにはプライドが邪魔をしていた。「僕には他にいい人、いるんでしょ。ならそうするよ。」なんて意地悪な言葉も、Aの気を引くため。本気で言っているわけがない。だが、Aは俯いて、小さく肩を震わせていた。「…ごめん、やっぱり私…」自分が言ったことなのだから責任を持たなくてはいけないというのはわかっていた。実際、彼のように素敵な人が自分と付き合うのはもったいなさすぎると思っていた。だが、いざ彼が他の人と笑っている姿を想像すると、酷く胸が騒いだ。嫌だ。その感情が胸を支配する。そんな顔をするなら言わなきゃいいのに、と涙を流すAの身体を明智は優しく抱きしめた。「本当はどうしたい?」そんな彼の言葉が聞こえてくる。「本当は、吾郎と一緒にいたい。」その言葉を待っていた。そう言わんばかりに、明智は力強くAの身体を抱きしめた。

"""→←何度もキャラが告白しても夢主が「他にいい人がいるよ」と夢主がはぐらかしたら(両片思い状態)【リクエスト】



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すみれ(プロフ) - ユウナさん» そう言っていただけて本当に嬉しいです!少しでも占ツクでこの界隈盛り上げられるように、これからも頑張ります!また何かリクエストなどありましたら気軽にコメントしてください☺️ (12月28日 1時) (レス) @page49 id: 945d36a3b1 (このIDを非表示/違反報告)
ユウナ(プロフ) - 書いて下さりありがとうございました!ペルソナの夢小説は少ないのでとても読んでいて楽しかったです!! (12月28日 0時) (レス) id: 4c6d2ce850 (このIDを非表示/違反報告)
すみれ(プロフ) - 澪さん» コメントありがとうございます!二度目のリクエスト、とっても嬉しいです。続編にてそちらの内容を書かせていただきます。完成まで少々お待ちください💭 (12月27日 23時) (レス) id: 945d36a3b1 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 2度目のリクエスト失礼します!「彼らに歌ってる姿を見られた」をお願いしたいです!!ゆっくり更新頑張って下さい! (12月27日 22時) (レス) id: e3ab6e516d (このIDを非表示/違反報告)
すみれ(プロフ) - あにゃさん» コメントありがとうございます!解釈一致と言っていただけて本当に嬉しいです♡ もう少しでお話がいっぱいになりそうなので、続編移行した後で一番最初に書かせていただきます。完成まで少々お待ちください💭 (12月26日 21時) (レス) id: 945d36a3b1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:すみれ | 作成日時:2023年9月10日 17時

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