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何度もキャラが告白しても夢主が「他にいい人がいるよ」と夢主がはぐらかしたら(両片思い状態)【リクエスト】 ページ33

雨宮蓮

「 A以外いないよ。」

冷たい風が彼のふわっとした髪を撫で、切なげなその目を強調する。何度好きだと言い続けても伝わらない想い。ついに他の人がいるよ、とまで言われてしまい、そろそろ諦めるべきなのかなと思い始めた。なら最後にもう一度伝えようと蓮はAの手を優しく握った。「他の誰かじゃなくて、Aの隣にいたいんだ」そんな真っ直ぐとした言葉を向けられ、Aの心が揺れ動く。本当はすぐに「よろしくお願いします」と言いたかった。だが彼は異性にも同性にもすごく人気で。自分なんかがそんな彼の隣を独占してしまっていいのだろうかという思いがAの胸を支配していた。でも、彼がそう言ってくれるのなら。そう思い、Aは精一杯の力を振り絞って頷いた。すると蓮は勢いよくAの身体を抱きしめ、無意識のうちに涙を流していた。「絶対幸せにする…」想いが通じあった二人の周りに純白の雪が舞い降りた。

坂本竜司

「 俺は!お前がいいっつってんだよ!」

思わず大声をあげてしまう竜司。その声にAがビクッと肩を揺らしたことに気付き、「わりぃ…」と声を漏らす。だが、彼の中にはまだ怒りと悲しみの感情が燻っていた。他にいい人がいる、そんな言葉を他でもない彼女の口から聞きたくなかった。「俺は…お前じゃないとダメだ。俺は…お前と一緒にいたい」拳を握りながら、最後の力を振り絞って竜司はそう言う。彼の真っ直ぐな言葉、そして自分を一途に想ってくれるであろうその優しさにAは涙を流す。「私だって、竜司と一緒にいたい」Aは力が抜けた様子で彼の胸に頭を預ける。「今まではぐらかしてごめんね」と消え入りそうな声で言うAを竜司は力強く抱きしめた。そんなのいいよ、彼の抱擁はその意味を含んでいるように感じられた。「大好きだ…っ!」彼の言葉を信じてこなかった自分に腹が立ってくる。けど、今はそんな感情よりも喜びに浸っていたい。竜司とのこれからを考えていきたい。そう頭に思い描き、Aは竜司の背中に手を伸ばした。

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設定タグ:ペルソナ5 , 反応集
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すみれ(プロフ) - ユウナさん» そう言っていただけて本当に嬉しいです!少しでも占ツクでこの界隈盛り上げられるように、これからも頑張ります!また何かリクエストなどありましたら気軽にコメントしてください☺️ (12月28日 1時) (レス) @page49 id: 945d36a3b1 (このIDを非表示/違反報告)
ユウナ(プロフ) - 書いて下さりありがとうございました!ペルソナの夢小説は少ないのでとても読んでいて楽しかったです!! (12月28日 0時) (レス) id: 4c6d2ce850 (このIDを非表示/違反報告)
すみれ(プロフ) - 澪さん» コメントありがとうございます!二度目のリクエスト、とっても嬉しいです。続編にてそちらの内容を書かせていただきます。完成まで少々お待ちください💭 (12月27日 23時) (レス) id: 945d36a3b1 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 2度目のリクエスト失礼します!「彼らに歌ってる姿を見られた」をお願いしたいです!!ゆっくり更新頑張って下さい! (12月27日 22時) (レス) id: e3ab6e516d (このIDを非表示/違反報告)
すみれ(プロフ) - あにゃさん» コメントありがとうございます!解釈一致と言っていただけて本当に嬉しいです♡ もう少しでお話がいっぱいになりそうなので、続編移行した後で一番最初に書かせていただきます。完成まで少々お待ちください💭 (12月26日 21時) (レス) id: 945d36a3b1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:すみれ | 作成日時:2023年9月10日 17時

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