｢何が言いたいかって何でコイツらと同じ高校に進学してしまったのか｣ ページ34
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※美紅と拓朗の高校生のお話です。なんかこの話の主人公夢主じゃなくなってきてるぞあるぇ？？ほとんど私の妄想で固められていますので無理な方はバックプラウザを。
｢美紅早くしろ遅れる｣
｢ん、ごめん。行ってきます｣
ダンダンと少しよれたスニーカーのつま先で床を叩く拓朗に一言礼を言って玄関のドアを開ける。と、｢はーい行ってらっしゃーい｣ふんわりとした声が返って来たのを確認して、私と拓朗は家を出た。
早朝の朝は春と言えどほんのり肌寒くて、ぞわりと鳥肌が立つ。と、それを目ざとく見つけた拓朗が｢お前ジャージ着ろよ｣と素っ気なく呟いた。我が兄ながらなんて無愛想。
｢鞄に入れてるから出すの面倒くさいし、赤目立つからあんまり着たくない｣
｢でもお前すぐ風邪ひくだろ｣
｢ひかない。ひくとしても目立つくらいなら着ない｣
｢お前なー・・・｣
音駒高校排球部の印である真っ赤なジャージ。あれ本当目立つから嫌なんだよね、と愚痴を零すと、はぁーーと重いため息を吐いた拓朗が｢手ェ出せ｣と何やら差し出してきた。
何だ、と思いつつ渋々手を出す。とふわり。手のひらに感じた熱。
｢・・・カイロ？｣
｢２つあるからやる。昼休みにパン１個奢れよ｣
｢購買の100円カレーパンなら｣
｢やっす！｣
でも好きじゃん、と言えば無言で目を逸らす拓朗。図星か。
・・・拓朗は中二病だけど顔が悪いワケじゃないないし、コミュ力も高い方だし。背も高いし、なんだかんだ優しい。のに、
｢なんで拓朗はモテないかな・・・｣
｢ア？｣
｢ほらそれ。癖で相手威嚇するのやめなよ。ただでさえ目つき悪いんだから｣
｢・・・仕方ねーだろ癖なんだから｣
チッ、と気まずそうに舌打ちを零す拓朗にだからそれも怖いんだって、とは敢えて言わないでおく。またぎゃーぎゃー言われたら面倒だし。
ぬくぬくとカイロの温もりを堪能していると、｢あ、｣思い出した、と言うように拓朗が声をあげた。
｢そーいや輝がさぁ、｣
｢・・・あ？｣
｢・・・っお前の方がクソこえーじゃねぇか！！なんだその声！目つきの悪さ！！｣
｢いつも通りだけど｣
｢違ぇ！！ぜってー違ぇ！！！｣
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初花love洸水哲蒼(プロフ) - とっても面白かったです！(*´ω｀*) 番外編の短編心がポカポカになりました〜 (2016年3月20日 23時) (
レス) id: d6c4fa5195 (このIDを非表示/違反報告)
星夜 - 完結からしばらくたってるのに、メッセージ書いてすみません！すごくおもしろくて、きゅんきゅんしました。あの、もしかして、もちづきさんって、ピクシブのこけし屋さんの作品見てたりします？似たような所がいくつかあったので。 (2015年7月24日 8時) (レス) id: 83dc7d9026 (このIDを非表示/違反報告)
クロヅキ - 完結お疲れ様でした。この作品に出合えて本当によかったっ！これからも応援しています！！ (2015年4月30日 17時) (レス) id: c79d2db9c3 (このIDを非表示/違反報告)
リア充バルス - 完結おめでとうございます。私にとってこの小説はいじめられっ子の私の唯一の支えだったと思ってます。そして、チョコちゃんやyukaちゃんと仲良くなれたきっかけで大変お世話になりました！これからも応援していますね;_; (2015年4月29日 7時) (レス) id: 68591afdd0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーま - yukaさん» ホントですね！消してしまったんでしょうか… (2015年4月27日 1時) (レス) id: 52d7b185f8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もちづき。
| 作成日時：2015年2月18日 17時
