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ゲーン!とショックを受けるボクトさんが持っているスマートフォンに写っている写真は、かっこいいというよりはどちらかと言うと可愛らしい感じの男の子だった。
ふわふわとした色素の薄い髪(ただボクトさんみたいなミミズクヘッドではなく普通の髪型)に、くりっとした大きな目が更に可愛らしさを強調している。
・・・まぁ会うことはないだろうから別にどうでもいいんだけど。なのにこの人は「コイツ輝って言うんだぜ!もしかしたら中学一緒かもなー!」キャンキャンと犬のように吠える。ごめんなさい超どうでもいいです。
「へー一緒だったらいいなー。あ、でも木兎と性格似てたら美紅と相性合わないんじゃない?」
「そんなことねーよ!相性100%だって!なぁ美紅ちゃん!」
「嫌です」
「エッ」
「嫌です」
無理無理嫌だ。ただでさえ拓朗みたいな猪突猛進型の人間は面倒だから嫌なのに中学生になったら更にこのボクトさんみたいな人いるとか過労死する無理。
ブンブンと首を横に振ると、「ざまぁ木兎フラれてやんのー」けたけたと笑うお母さん。
「でも中学かー。あと2年なんだよね。早いなー」
「輝がどんどんデカくなっていく・・・」
「美紅にも拓朗にもうちょいしたら私の身長越される気がする・・・」
「拓朗はともかく私は無理」
しみじみとそんなことを呟くお母さんにツッコミを入れると、「そっかー」ぎゅーと私を抱きしめるお母さん。苦しい。
と、お母さんがふと思い出したように黒髪くせっ毛の人に声をかけた。
「そう言えば京治くんの子供って何歳だっけ?」
「今年小二ですよ」
「そっかー。一番可愛い時期だよね。まぁ自分の子供はどの時期でも可愛いんだけど!」
「わかりますけど離してあげてください。美紅ちゃん顔死んでますよ」
ぎゅうううううぅ!!!!と一切手加減無しで私を抱きしめる親馬鹿にげっそりとしていると、助け舟を出してくれたケイジさん。
「あ、ごめんごめんつい」なんて軽い様子で謝ってやっと私を解放したお母さん。・・・苦しかった。
と、ふと拓朗の方を見ると「うぎゃ!ちょ研磨これどーすんの!?」「そこの右の抜け道入って・・・あ、違、それじゃな、」「ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙」持ち前のコミュ力の高さで元気に研磨さんとゲームをしていた。良かった。
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初花love洸水哲蒼(プロフ) - とっても面白かったです!(*´ω`*) 番外編の短編心がポカポカになりました〜 (2016年3月20日 23時) (レス) id: d6c4fa5195 (このIDを非表示/違反報告)
星夜 - 完結からしばらくたってるのに、メッセージ書いてすみません!すごくおもしろくて、きゅんきゅんしました。あの、もしかして、もちづきさんって、ピクシブのこけし屋さんの作品見てたりします?似たような所がいくつかあったので。 (2015年7月24日 8時) (レス) id: 83dc7d9026 (このIDを非表示/違反報告)
クロヅキ - 完結お疲れ様でした。この作品に出合えて本当によかったっ!これからも応援しています!! (2015年4月30日 17時) (レス) id: c79d2db9c3 (このIDを非表示/違反報告)
リア充バルス - 完結おめでとうございます。私にとってこの小説はいじめられっ子の私の唯一の支えだったと思ってます。そして、チョコちゃんやyukaちゃんと仲良くなれたきっかけで大変お世話になりました!これからも応援していますね;_; (2015年4月29日 7時) (レス) id: 68591afdd0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーま - yukaさん» ホントですね!消してしまったんでしょうか… (2015年4月27日 1時) (レス) id: 52d7b185f8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もちづき。 | 作成日時:2015年2月18日 17時