E組一の問題児 (ページ3)

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クラスがしん…と静まった後

｢…え、なんスか？そいつ攻めて来た宇宙人か何かスか？｣

クラスの誰かが口を開いた。

｢失礼な！生まれも育ちも地球ですよ。｣

タコは両手を上げて宇宙人じゃないと否定した。

｢詳しい事を話せないのは申し訳ないが、こいつが言った事は真実だ。月を壊したこの生物は来年の3月、地球をも破壊する。｣

烏間さんは淡々と説明を続ける。

1年後、地球も月みたくなるのか…

それならそれでいい気がする。

地球がなくなれば私にとっての地獄から解放されるんだから。

｢この事を知っているのは各国首脳だけ。世界がパニックになる前に…秘密裏にこいつを殺す努力をしている。｣

｢つまり…｣

烏間さんは懐からナイフを引き抜き

｢暗殺だ。｣

タコの頭目掛けてナイフを振るった。

無駄のない動き、、凄い！

なーんて不覚にも思ってしまったが、タコにナイフは当たらなかった。

烏間さんはタコにナイフを振るい続けながらタコについて説明を続ける。

タコがそれをすごい速さで避けながら烏間さんの眉毛の手入れしてる…

なんなんだこの光景。

目の前の光景が凄すぎて、説明内容入ってこない。

2人(？)は動きを止め、タコは眉毛のお手入れセットをしまいながら

｢私から国に提案したのです。殺されるのはゴメンですが…椚ヶ丘中学校3年E組の担任ならやってもいいと。｣

なんで？

クラスのあちこちから疑問の声が聞こえたが

｢成功報酬は100億円！｣

烏間さんのこの一言でかき消された。

｢君達には無害でこいつには効く弾とナイフを支給する。｣

烏間さんがそう言い、他のスーツの大人2人が緑色のナイフとエアガン、BB弾のような弾を全員に配った。

そして

｢さあ皆さん、残された1年を有意義に過ごしましょう！｣

触手をうねうねさせながらタコは言った。

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暗殺だとか1年後地球がなくなるだとか言われても
今年も１,２年の時と同じくあんまり通えないだろうから私には関係ない。

あっ、でもお金ないから100億円は欲しい←