E組一の問題児 (ページ16)

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下ネタ表現あります、苦手な方はご注意下さい！

｢渚くん、びっくりさせてごめんね～。うちのママ凄かったでしょ｣

ケタケタと笑いながら私は言う。

｢…僕はへーきだけど、Aさん大丈夫？｣

そう言われた瞬間体に力が入らなくなりヘナヘナと地面に座り込んでしまった。

｢…大丈夫だけど腰抜けた。カルマへるぷみー！｣

｢それ大丈夫じゃないじゃん！｣

渚くんのn回目のツッコミが飛ぶ。

｢はいはいお姫様｣

カルマは面倒くさそうに返事して私を背負った…

え、背負った？

｢手貸してって事だったんだけど…てか、私重いでしょ、カルマ下ろして！｣

せめてもの抵抗でカルマの背中をポカポカ殴る。

｢あの感じじゃA家に帰れないだろうし…このままお持ち帰りするから。｣

｢カルマも遂に大人の階段登るのかあ…｣

今年で15歳だもんね、男の子はそういう事気になるししたくなっちゃうよね…

｢………落とすよ｣

低い声でカルマが言う。

｢ごめんなさいでした…｣

しばらく大人しくしてよ…

｢2人とも帰ろっか。｣

誰が頼んだわけでもなく渚くんが私とカルマのカバンを持ってから言った。

｢渚くんごめんねええええ、罰ゲームみたいなことさせて…｣

今度お礼するねと叫ぶ私と

｢耳元でうるさ…｣

呆れるカルマ

｢別にいいよ｣

面倒見のいい(？)渚くん。

ママの登場は予想外だったけど今日はほんとにたのしかったな。