第44話 ページ45
Aside
黒尾「今開けるからな」
お願いします
ガチャッ
ガラガラッ
鍵の音がし、扉が開かれた
犬岡「A!!」
開かれると同時に私の大好きな香りが鼻を擽る
ギュッ
そして犬岡君に力強く抱き締められたことに気づく
犬岡「無事で良かった!心配したんだからな!!」
A『・・・ごめん』
こんなに心配してくれたんだ
黒尾「運良くスマホ持ってて良かったな」
犬岡「部屋まで送るから」
A『一人で戻れるから大丈夫だよ』
犬岡「ダメ!
俺がAを一人にさせるのが嫌なの…」
ドキッ
犬岡君は眉を下げ、不安そうな顔をする
そしてしばらく経って犬岡君は私を離した
離れてもまだ犬岡君の温もりを感じる
赤葦「良かったね」
私は顔を上げた
ポンポンッ
A『!』
優しく微笑んでる赤葦さんが私の頭をポンポンする
すると
ポロリッ
赤葦・黒尾・犬岡「「「!」」」
私の目から一筋の雫が流れた
A『すみませんっ、ちょっとドライアイなもので』
私は笑いながら目を擦る
だが擦れば擦るほど雫は落ちていく一方だった
A『目の乾きやばいなー!目やばいのでそろそろ戻りましょうか!』
私は戻ろうとした
グイッ
A『えっ』
ポフッ
一瞬何が起きたか分からなかった
片腕を引かれ、目の前には梟谷のTシャツ
自分の後頭部には大きな手が回されていた
赤葦「怖かったよね、寂しかったよね」
その言葉で私は赤葦さんの胸の中にいるのだと理解した
赤葦「大丈夫、もう一人じゃないから」
そんな赤葦さんの優しさに一気に紐が解かれた
キュッ
赤葦さんのTシャツを掴み、頭を胸に預け
静かに泣いた
犬岡「・・・」
黒尾「・・・」
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玲葉(プロフ) - 星蛍さん» お久しぶりですね!ありがとうございます! (2019年4月8日 21時) (レス) id: 6526d7a019 (このIDを非表示/違反報告)
星蛍(プロフ) - ピュアピュアで癒されます(;∀; ) 更新がんばってください! (2019年4月8日 21時) (レス) id: 3b9001af19 (このIDを非表示/違反報告)
玲葉(プロフ) - たまごかけごはんさん» コメントありがとうございます!面白いですか!?嬉しいです、ありがとうございます! 続きも頑張ります!! (2017年3月20日 17時) (レス) id: de6f6ea9ad (このIDを非表示/違反報告)
たまごかけごはん - 面白いです!笑いが止まらなくて…ww更新頑張って下さい!!応援してます! (2017年3月20日 15時) (レス) id: bc7eac5fb1 (このIDを非表示/違反報告)
玲葉(プロフ) - 夜久さん天使さん» こちらは更新が遅いですが出来るだけ多く書けるようガンバります! (2016年11月13日 16時) (レス) id: ac7abace46 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:玲葉 | 作成日時:2016年11月1日 21時