【音駒】頑張れ、片想い

第13話 ページ14

Aside



芝山「じゃあまず粉を入れる」

A『はい』

芝山「それから(ジャーッ)このくらい水を入れる」



芝山君は入れたボトルを私に向ける




その量を覚え、私も同じ風にやる




芝山「うん、そのくらい。そして振る」

A『はい』



芝山君の真似をする





芝山「これが作り方。まぁ、大体こんな感じに」

A『ありがとう、芝山君！』

芝山「いえいえ」

A『芝山君ってポジションどこ？』

芝山「リベロ！夜久さんと同じポジションだよ」

A『へぇー、･･･てことは芝山君もレシーブ得意ってこと？』

芝山「うーん、まぁ。夜久さん程ではないけどね」



芝山君は微妙な顔で笑っている




なんか聞いちゃまずかったかな



A『でも、そういうさ一つを極めるってすごいよね』

芝山「えっ」

A『何か一つ他の人よりも優れているものがあるってさチームに貢献できるから』



私は特にないし




そういう風に何かを磨きあげると後にコントロールも良くなるしね




私の知り合いにもいたよ




テニス部かバド部のどっちかの子が



スマッシュかドロップのどっちか忘れたけど、得意になりたいから練習して上手くなっていってね



それからコントロールもして、前やら横やらに打って点を稼いでた子が



A『いいね』

芝山「僕も夜久さんみたいにレシーブが得意って堂々と言えるように上手くなるよ」

A『頑張れ！！』



私たちは笑い合った




そして色んなことを教えてもらいながらもドリンクを作っていった

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持って来た頃には丁度休憩に入るときだった



芝山「僕がドリンク渡すから、タオル渡して」

A『うん！』



タオルっと




A『タ、タオルどうぞ』

黒尾「おっ、サンキュー」

海「ありがとな」

夜久「芝山と分かれてやってんのか」

A『はい』

夜久「芝山は頼りになるからな」



確かに



孤爪「タオルもらってもいい？」

A『(ビクッ)あっ、はい』



びっくりした



A『ドウゾ』

福永「・・・」



不思議だなー



山本「あ、あ、あ///」



渡しづらっ



腹をくくるしかない！！



A『アノ、コレ』



私は緊張しながらも渡した



山本「ハウッ！！//」

A『ハギャッ！！』



やっぱり怖い！！



山本さんにはどうにか受け取ってもらった




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