Pioneer40 ページ8
A(まずい、まずいまずいまずい……。票差もそこまであるわけでもない。むしろ追いつかれたらそこまで。それに……。)
凪沙「智恵理すごいね!10位!!」
智恵理「あ、ありがとう……。」
A(智恵理……あの子が10位に入った。研究生が圏内にしかも10位以内に入ることは滅多にない。これは優子も思ってるはず。)
たかみな「あっちゃん、何を難しい顔してるの?」
A「たかみな……。」
たかみな「まだライブもあるから気を負いすぎなくてもいいと思うけど?」
A「そういうわけじゃないんだけど…。」
たかみな「Aってさぁ、悩んでる時毎回それいうよね。研究生時代から何も変わってない。」
A「変わってないって…。それ、褒めてます…?」
たかみな「褒めてる褒めてる。でもね、いつかは変わらなきゃいけない。がんばろ。」
A「はい……。」
ツバサ「キララの輝きが…研究生の方が濃い……。」
牛山「以前、あっちゃんが言ってた話ね。」
ツバサ「本来そんな事は無いはずなんだけど。」
牛山「確かにココ最近の凪沙と智恵理のキララの輝きは強くなってる。けれど、私個人としてはまだあの子達の輝きは薄いと思うのよ。けど、あの子が言うのであれば…。」
ツバサ「可能性はある。」
牛山「何としてでもあの子には残ってもらいたい。」
ツバサ「本当に研究生時代からのお気に入りね。」
牛山「あの子の努力を知ってるからね…。辛さも喜びも怒りも…あの子は包み隠さず全てをさらけ出してきた…。肩を持ちたくなるものよ…。」
ツバサ「本当に"あっちゃん"なんだから。」
優子「……A…。」
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作者名:千爾 | 作成日時:2018年6月3日 18時