【Free!】だからこそ優しく (ページ41)

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40話ページ41

凛「んで？世界の舞台ってどゆことだぁ？？」

わぁお、面倒いのが来たぞぉ

『いや、あれはコーチの不遜のしすぎだから…世界の舞台なんて私が立てるわけないでしょ』

まじでこの話題は避けたい

今まで私の水泳の話になったらそれとなく避けてきたのに

助けを求めるように宗介を見る

私の視線に気づいた宗介はめんどくせぇとばかりに嫌な顔をする

そして宗介は狙ってか、狙ってないのか、

宗「地元の大会って何だよ」

と言う

それって助けてるようで助けてないです宗介さんﾝﾝﾝ

『うちのSCってコーチが自由な人だからさ、毎年SC通ってる人から通ってた人まで集めて大会開いてんだよ』

凛「そりゃあ派手だな」

『んで、個人種目からリレーまで色々開いてんの。この時期に毎年1回だけね。集められるだけ集めて、「青春を思い出すんだ！！」なんて言ってね。だから行けばSC通ってた先輩から後輩とかすっごい色んな人と会えるよ』

しかも通ってた人までだから上の人がめちゃめちゃいる

『とっくに成人した人なんか多くて毎年楽しそうにやってるよ』

宗「ほ～出ればいいじゃねぇか」

『はぁっ！？』

凛「部活終わった後ならいくらでもプール使っていいけど」

『いや出ないから！』

凛「話聞いてた限りしばらく出てねぇんだろ？行ってやればいいのに」

『無理無理無理無理』

ガチで首を横に振って断る姿が面白かったのか宗介がニヤニヤしながら、

宗「引退の時期と被ってんだろ？凛、早めに予定表出してやれよ」

『余計なこと言うな！』

凛「その大会っていつなんだよ」

『あ～そーいえば片付け終わってなかったんだ～！じゃねっ！』

これ以上はやばいのでさっさと逃げる

凛「あ、逃げやがった！」