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数秒そうされていた書記長様だったが、はっと何かに気がついたように顔を上げた。
「――い、いやそんなことよりや！ この飛び散ったガラスを早いとこ片付けんとあかんやろ！」
「えー……もうそのままでもええんちゃう？」
「んなわけないやろ！？ ゾムも早よ手伝わんかい！」
そう言いながら書記長様はどこからともなく紙袋を2枚取り出して1枚の口を開き1枚を右手にはめ、しゃがみこんで床に散らばった大きな破片を袋に入れ始めた。
それを見てゾム様も抵抗するのを諦めたのか長机の周りを私から見て左方向に回ってこちらへと近づき「なんかごめんな」と私の目を見て仰った。
「いえ、私は何ともありませんので謝ることなどありません。
それより、箒とちりとりがどこにあるか教えていただけますか？」
「あっ、気持ちはめっちゃ有り難いんやけど手伝わせる訳にはいかへんなぁ。またトントンに怒られてまうから自分でやるわ、ありがとな！」
爽やかな笑顔をこちらに向けてから、ゾム様は左手で少し開けて顔を出し「そこの人、箒とちりとり持ってきてや」と指示をした。
するとすぐに「これでよろしいでしょうか？」と言う声が聞こえてくる。
「ん、おっけ。
ガラスの片付けは俺がやるから、審議の後に捨てといてな。あと、新しい窓ガラスも」
「かしこまりました。失礼致します」
その声を聞き届けるとゾム様は右手に箒とちりとりを持ってきて帰ってきた。
何故幹部ともあろう方々が自ら片付けをするのか分からないが、この状況下で何もしないで突っ立っているなんてことは出来るわけがなく私はゾム様に話しかけた。
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暁の園(暁夢路)(プロフ) - みしろさん» い、今通知を見てビビり散らしております……か、感謝の極みであります……！！ 読みやすいと言っていただけて安心しました、如何せん小生文体が堅くなってしまった人間でしたので(-_-;) コメントありがとうございます、頑張ります！！ (2019年11月2日 7時) (
レス) id: 2136db8e08 (このIDを非表示/違反報告)
みしろ - 回答パートも嫌味がなくて納得できるし、こんな考え方もあるんだ…！と素直に感心しました…これからも体調にお気を付けて頑張って下さい…！勝手ながら影からひっそり応援させていただきます (2019年11月2日 7時) (レス) id: 950f4c5674 (このIDを非表示/違反報告)
みしろ - 圧倒的な語彙力を感じました…とても読みやすくて頭にすんなり入ってくるので時間を忘れて熟読できました…！ (2019年11月2日 7時) (レス) id: 950f4c5674 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：暁の園 | 作成日時：2019年5月14日 20時
