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校舎を出るとすぐそこに高貴な雰囲気を醸し出す馬車があるのが目に入った。
恐らくこれに乗って行くのだろう。
閣下は素早く馬車に乗り込むと窓越しにこちらを見て、
「ほら、乗り給え。早くしないと遅刻するゾ」
と仰った。
閣下と同席するなど畏れ多いが審議に遅刻してしまっては私がどうなるか分からない。
私は急いで乗り込み、閣下の横に間を開けて座った。
私がカバンを抱えて座ったのを確認すると、閣下は使いに向かって呼びかけた。
「……よし、馬車を出せ」
「御意」
使いの返答と共に馬車が動き出す。
始めはゆっくりだった速度もどんどんと加速し、馬車は城へと向かっていった。
窓枠にもたれ掛かって、後ろに流れていく景色を何も考えずに眺める。
乗り物独特の微かな振動が心地良かった。
そのせいで思わず睡魔に襲われたが、閣下の前で寝る訳にはいかないと必死に精神を叩き起こしていた。
次第に、流れていく景色が緑色から灰色とオレンジ色をベースにして様々な色を含むようになる。
そう、城下町だ。
新たな景色が見えたことによって眠気もある程度消え、私は窓の外に見えるものの数々に興味の視線を注いでいた。
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暁の園(暁夢路)(プロフ) - みしろさん» い、今通知を見てビビり散らしております……か、感謝の極みであります……！！ 読みやすいと言っていただけて安心しました、如何せん小生文体が堅くなってしまった人間でしたので(-_-;) コメントありがとうございます、頑張ります！！ (2019年11月2日 7時) (
レス) id: 2136db8e08 (このIDを非表示/違反報告)
みしろ - 回答パートも嫌味がなくて納得できるし、こんな考え方もあるんだ…！と素直に感心しました…これからも体調にお気を付けて頑張って下さい…！勝手ながら影からひっそり応援させていただきます (2019年11月2日 7時) (レス) id: 950f4c5674 (このIDを非表示/違反報告)
みしろ - 圧倒的な語彙力を感じました…とても読みやすくて頭にすんなり入ってくるので時間を忘れて熟読できました…！ (2019年11月2日 7時) (レス) id: 950f4c5674 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：暁の園 | 作成日時：2019年5月14日 20時
