暁の入れ替わり BL Repeat

Repeat 第5話 地獄の連鎖 ページ5

俺らは急いで指定された病院に行く




周りにはテレビ局などがたくさん来ている





山田「ごめんなさい…すいません…」





その波をかき分けながら何とか進んで行くと…






アナウンサー「ねぇ…飛び降りた子たちの知り合い？」




声をかけられた





山田「知り合いっていうか…担任の知り合いで…」





アナウンサー「それならどうして生徒たちが飛び降りたか聞いてる!?」





俺が答えるといろいろなテレビカメラが俺にむく





山田「えっ…あっ…」







少し困っていると






高木「彼らは僕の教え子ですが、今回の飛び降りになんの関係もありません」





高木先生が出てきて、そう言ってから病院内に入って行った





高木「…悪い。困らせたな」






高木先生は病室に向かいながらそんなことを言う







中島「大丈夫ですけど…凄いマスコミですね」





山田「俺たちのあともあんな感じだったっけ？」





伊野尾「ぜんぜーん。むしろ、俺たちの方は静かすぎたんだよ。マスコミってスクープ撮りたいだけだし」






俺たちは本題に切り出せなかった





だけど






有岡「…地獄の連鎖の始まりって…どういう意味ですか？」





大ちゃんがスパッと聞いてくれた






高木「今日…俺の担当しているクラスの奴らが飛び降りた。それをクラスメイトが見ている」






八乙女「それだけで判断するのは…」





高木「…暁が出ていた」






暁…が





生憎、今日の空を見ていない





八乙女「…他には？」






高木「制服が綺麗だった」






…あぁ、そうか







高木「話は…」






高木先生はある病室の前で止まった







高木「本人たちから聞こうか」






そこのネームプレートには『京本大我』と書いてあった

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