存在証明７ (ページ25)

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３２０話ページ25

：輝目線：ー同日ー

陸)先輩、今なんて……

海)隊長が……

空)荒船さんに告白した？

我らが隊長様が告白したことは、俺も影浦を通じて知った。そして、影浦が告白したことも、本人から聞いた。本当なら、前者を伏せて後者をいうべきだが、前の腹いせでこいつらにおこなった。

陸)俺が先陣を切るっす。二人はサポート頼むっす

海)任せろ

空)任せてください！

陸)よし、ならば

海/空/陸)戦争だ

輝)こらこらちょっと待て、信者ども！

こいつらの気持ちを焚きつけてしまったようだ。特に空は、目が笑ってない。

輝)お前らがいったら、荒船が死ぬ

陸)当然です！

海)罪人に、裁きを……

空)とんだ泥棒猫です。荒船先輩は……

輝)お前らなぁ。隊長の幸せを第一に考えるなら、喜ぶべきだろ？両思いだって

陸/海/空)へ？

輝)え？

お互いになぜか驚いていた。えっ、こいつら荒船がAを好きだって知らなかったのか？どんだけだよ！最近来た俺だって気付いたぞ！どんだけAに夢中なんだよ！

陸)嘘……

海)じゃあ、隊長がついに誰かのものに……

空)いやぁあああああ！！姉様の純潔がぁあああああ！！

もうそれはそれは悲惨なものだった。
結局こいつらは、Aが戻ってくるまで、絶叫していた。