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020:宮くんと私と断固否定 ページ22

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「斎賀さん、角名と仲ええよな」


「はは、まぁ……」




せっかく宮くんから話しかけてくれたのに、乾いた笑みと曖昧な返事しか返せない。



弄ばれてるだけなんだけどなぁ……。



でも傍からはそう見えるのかと、遠い目をしながらココアを飲む。





「付き合ってるん?」


「ぶっ……!!」





今日の星占いのラッキーポイントは、ココアを吹きそうになる事かもしれない。


それか飲み物が変なところに入って咳き込む事。


どちらにしろ嫌すぎるラッキーポイントだけど、宮くんと関われる為の犠牲なら安い気もする。





「ゲホッゲホッ!」


「大丈夫か?」





宮くんは顔を覗き込みながら背中をさすってくれる。


けど、咳き込んでいる事よりも、そっちの方が大丈夫じゃなかった。


擽ったいような、じれったいような。


背中の上を宮くんの手が行ったり来たりする度に、背骨にそんな電流が走る。


けれど、目の前の整った顔を気にしないのも無理で、意識を向けたい先が大渋滞を起こしていた。





「も、もう大丈夫だよ。ありがとう宮くん」





それでも何とか落ち着きを取り戻し、背中に添えられていた手をやんわりと退ける。


そしてこれだけは言わせて欲しい。


私は宮くんの双眸を真っ直ぐに見つめた。





「角名くんとは断じて付き合ってないからね。断じて」





断じてを強調して、大事な事だから二回言う。


流石に傷付くんだけど、なんて声が聞こえてきたけど知らないフリをした。







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作品ジャンル:恋愛
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ria(プロフ) - 私の心にズキュンっときました。運命ですね。好きです(真顔)更新、頑張ってください! (2020年9月12日 20時) (レス) id: 52e75d4e08 (このIDを非表示/違反報告)
ブドウ味のリンゴ - なんだろ・・・・・・読み始めた時から運命だったのかな(は  、もう好きです(唐突 (2020年9月12日 17時) (レス) id: 106317acf4 (このIDを非表示/違反報告)
東花 - うん、、あの、、あれ、、もう、、うん、、好きです(語彙力) (2020年9月7日 15時) (レス) id: 8268995d78 (このIDを非表示/違反報告)
きいろ(プロフ) - いや、、なんか、、あの、、えーと、、好きです(迫真) (2020年9月7日 15時) (レス) id: d4f4d3c247 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さいとー | 作成日時:2020年8月15日 12時

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