マネージャーは愛される【スノストJr.】

お食事会 ページ39

ども、ラウールです。みんなもうわかってると思うけど、俺、Aのことが好きなんだよね


もう、6年くらい片思いしてる


え？時系列がおかしいって？それがおかしくないんだよ



俺らが出会ったのは実は6年前


ダンスの大会で会ってたんだよね


そのときはAは対戦相手だったんだけど


まぁ、惚れちゃったよね笑


だってかっこいいんだもん


一目惚れってこんな感じかーって笑笑


最初はAのことわからなかったけど


あのとき(水ぶっかけられ事件)にようやくわかったよ



Aは俺のことなんか覚えていなかった


ちょっと残念。というか悔しい。記憶に残れなかった。






そろそろ5分経つんだけど、


ｺﾝｺﾝ


ラウ「どうぞー、」


　『…失礼します、』


あれ？テンション低くない？


ラウ「何かあった？」


　『部屋、間違えて入っちゃいました、』


ラウ「え？」


　『着替え中の佐久間さんがいました、』


ラウ「うける笑」


落ち込んでるのかわいんだけど笑笑


ラウ「あ、それで見せたいものってこれなんだけど」


　『これ、アルバムですか？』


ラウ「そう」


距離近！この子は、


ラウ「ここ見て？これAでしょ？」


　『！！』


ラウ「思い出してさ、探してみたんだ」


　『覚えてて、くれたんですね、』


え、？


ラウ「それって、Aも覚えてたってこと？笑」


そんなこと、ないか


　『覚えてましたよ？会ったときから気づいてました』


嘘、


ラウ「そ、だったんだ。嬉しいわ」


あ、やべ本音が


　『すごいですよね、まさかのダンス関係ないとこで再開とか笑』


そうだ、それを聞きたかったんだ


ラウ「ねぇ、何で辞めちゃったの？」


　『…！』


…悲しい理由なんだね


　『冷めただけですよ、笑』


ラウ「それが嘘だって、誰でもわかるから」


演技が下手だよ、笑


　『怪我、で、足、』







ｷﾞｭｯ


　『ラウール、さん、？』


ラウ「ごめん、言わせてごめん」


Aが1番言いたくないこと言わせた


身体的な理由でやめた俺だからAの気持ちは痛いほどわかる


ラウ「やっぱり俺たちは似てるよ、」


　『…？』






ﾊﾞﾀｰﾝ


　『ﾋﾞｸｯ』


ラウ「…何？めめ」


目黒「みんな、そろそろ帰るってよ。Aちゃんも帰る準備しないと」


　『あ、そうですね。ラウールさんありがとうございました。』





ﾊﾟﾀﾝ


目黒「何してたんだよ」


ラウ「内緒❤️」

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