そこ ページ35
『っ…、ごめん、ね…』
過呼吸になってはいるものの、嗚咽は聞こえなくなってきた。
「ありがとうの方が嬉しいかな。」
明るい声で、笑いかける。
小さく、ありがとう、と聞こえる。
オレはゆっくりとAちゃんを離し、目を見つめる。
「もう一回言うけど、此処はオレの部屋。
まず、シャワー浴びといで？
服は無いから…ごめん、そのままでいける？」
『うん…、ごめん、ね。ありがとう。
でも、その前にトイレ…借りてい？』
「…うん。行っといで」
少しふらついてるAちゃんを支えながら、洗面台へ向かう。
外に出てて、と言われたので大人しくリビングで待つことにする。
トイレから聞こえてきたのは、Aちゃんの呻き声。嗚咽も少し。
相当苦しかったのだろう。
吐くのも仕方がない。
オレはサンバイザーを取り、机の上に置く。
今はAちゃんに触らない方がいい。恐らく、嫌がるだろうから。
冷蔵庫からお茶を取り出し、コップを二つ用意する。
お茶が一番安心するらしいよ。
『アロハ…お風呂、何処？』
「ん。こっち。」
先にタオルを渡して、口元を拭う。
壁に手をつきながら移動する。
「ここ。何時間入っててもいいから。落ち着いてきな？」
『うん…』
そしてAちゃんは浴室へと入っていった。
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蒼い空 - こむさん» こちらこそ！こんな神作品を作ってくださりありがとうございます！お金取れるレベルやぁ、、、 (2022年12月17日 19時) (
レス) id: d3d095a6bf (このIDを非表示/違反報告)
こむ(プロフ) - 蒼い空さん» んのぁああああああありがとうございますぅううううう！ (2022年12月17日 12時) (レス) id: 3556bd1e64 (このIDを非表示/違反報告)
蒼い空 - あ、アロハ推しにはたまらん‼‼ (2022年12月16日 22時) (レス) id: d3d095a6bf (このIDを非表示/違反報告)
NA - すごく面白いですーーーー↑↑↑↑ (2022年11月27日 20時) (レス) @page4 id: 9c547ad202 (このIDを非表示/違反報告)
こむ(プロフ) - ゆうさん» いやぁ、これは結構甘々目指したので良かったです！あれもこれも読んでくださりありがとうございました！！パリピって絶対いいですって…！！ありがとうございました！ (2022年1月28日 17時) (レス) id: 1f472afa43 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こむ | 作成日時：2021年6月5日 14時
