スタート！地獄の中間試験！〜ready〜 ページ33
試験開始の前日。
「なぁロボロ、この魔法陣ってさ…」
rb「あぁ、風元素が抜けとるんよ。中心を……」
zm「ショッピくんそこちゃうやん」
shp「ほんまや。ゾムさんナイスー」
男子寮の最上階の最も端の部屋…の、隣の部屋で中間試験の勉強会、それもラストスパートが行われていた。
(さすがロボロ。参加してくれてほんと助かった)
ここまでロボロについて触れていなかったので少し話す。ロボロとの再会は補習もとい特別授業があった次の日に起きた。
学院で生徒全員へ詳細説明と俺の身の潔白を話すために、しんぺい神のいる保健室待機となっていた時間。そこに、
rb「A…‼︎」
担任の計らいか、元から俺が犯人ではないと知っていたからか。説明をされているはずの時間にロボロは保健室へとやって来た。
俺の顔を見た瞬間に抱きつきそのまま泣き始めるし、背中をポンポンと叩いて落ち着かせていたらシンペイが俺も混ぜてと言って勢いよく突っ込んで来るのだが…それはまた別の話。
回想終了。
そしてテストまでの1週間と数日、休み時間や放課後を使い4人で勉強会を行っていたわけである。ゾムはひたすら座学をショッピとロボロに叩き込まれ、俺含め3人は苦手分野の補い合いを行った。
実技に関しては放課後に担任が来た日に闘技場へ連れて行ってもらい、ゾムによる地獄の特訓受けることになった。
「…あれ、もう10時か」
部屋の時計を確認すると、時刻は夜の10時。風呂も入ってないし終わりにして寝ときたい。
zm「ほんまや。…もうここに泊まろうかな」
「え?」
shp「賛成っす。A、服借してー」
「あ、うん…」
(え、なにこの学院ってお泊まり会とかバンバンできる感じなの?生徒会の3人がこの曰く付きと呼ばれる最上階の俺の部屋の隣の部屋使うの?)
「ロイヤ…3人が使ってる寮に戻らないで平気なの?俺は事情とかわからないからさ」
生徒会面々やその他の主要キャラは俺が使っている男子寮とは別の寮舎を使っている。その名も"ロイヤルガーデン"。
本人たちではなく、ファンが勝手に付けた名称だ。
rb「別に大先生みたく女子寮に泊まるわけやないし平気やで〜。なな、Aのベッドで一緒に寝てもええか?」
zm「は？」
shp「聞き捨てならないっすねロボロさん。抜け駆けは無しと言い出したのあんたっすよねぇ⁇」
(コイツらはテスト前日でも元気だな…)
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 629人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あんべべ | 作成日時：2021年10月9日 16時
