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ra「あぁ、その中間試験の事で俺からAに１つ連絡があるんだよね」
「…補習ですか?」
正解〜と笑顔になる担任。
別にこの2人とロボロも誘って4人で勉強できると思うのだが。
ra「とは言ってもコンタミ先生の歴史分野だけだから。教科書に載ってない部分があって、そこを教えておきたいってさ」
「なるほど…日付は?」
ra「明日の昼休み。…ちなみに他のぶ「それは俺とロボロさんで教えるので」…いいお友達ができてほんと良かったねぇA〜」
悔しそうな口ぶりをされる。
しかし一対一で習うとなったら、コイツはまた何かしら仕掛けてきそうだった。ショッピとロボロから習えるというなら、喜んで教えて貰おう。
shp「自習時間もいくつか設けられ始めてるんで、その時にノートも貸すわ」
「ありがとう。それとゾム様も如何かですか?」
隣で"ジーーー"と見ていたゾムにも提案をした。
zm「マジ?点数落とせんから参加するわ」
「放課後ならクラスも関係ないですし、勉強会という感じで」
shp「それはありっすね。実技はゾムさんが教えれるようになるし」
zm「んふふ、そっちは任せてや!」
最初は何を勉強するか、範囲的にこれは早めに復習すべきか…計画を軽く決めていく。
ra「青春って感じだねぇ。ここの教室開けておくように言っとくから、勉強会に使っていいよ〜」
遊びに来たいだけなのでは…?と思ってしまう許可を貰う。そんな中で職員会議に呼ばれ、担任による簡易特別授業は終わった。
ゾムも生徒会に顔を出さねばならず離脱したのだが…一方でショッピは…。
「なぜ俺の部屋に?」
俺の寮部屋に遊びに来ていた。
現在生徒会の活動に(自主的に)参加していないらしい彼が、可愛くおねだりしてきたのだ。…これは仕方ない。
shp「ん、この紅茶うまい」
「そりゃ良かった」
テーブルを挟んで反対に座るショッピと同じように紅茶を一口。
久しぶりに戻った部屋は、ラッダァの働きかけのおかげで何もいじられていなかった。
…本当に、どこまで学院の権限を持っているのだろう。あの教師。
「あ、そういえばショッピ。飛行魔法で使ってたボードって」
思い出して質問を投げる。しかし直後に彼は咽せたようで咳が止まらなくなってしまった。
「大丈夫?」
shp「平気。……そのさ、フェスの時…不思議な生徒がおったんよ。めっちゃ強くて…ボードもその人が使ってて」
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作者名：あんべべ | 作成日時：2021年10月9日 16時
