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「学院長…」
tm「今日もお疲れさま、ゼペルさん」
調子はどうかな?と笑顔で聞いてくる。どうせあの4人から逐一…いやそもそも監視魔法で見ていそうだが、順調ですと返した。
rb「学院長も知ってるんですね」
tm「ん?まぁ喝を入れたのが俺だし」
学院生徒代表の1人が、学園の生徒に惨敗するとか見てらんないし。チクりと刺されるような言葉を喰らいながらも頷く。
rb「惨敗…?学園と戦うんですか?」
tm「そうだよ。と言っても、開催は来年度だけど。Aさんはその代表メンバーの初めの1人に選ばれたってわけ」
神様からの手紙よれば、姉妹校との特別試合は主人公を含めた5人が(プレイヤーのチーム編成によって)選出され、1v1で戦闘していくと書いてあった。
rb「…残りの4人は決まってないんですか?」
tm「うん。まぁ他は4月に選考会で決める予定だからね」
rb「じゃあ」
冷たい風が天の紙を揺らす。
rb「立候補はできますか」
隙間からのぞいたピンクの瞳の中で星がくるりと回る。
そう言ったロボロを見て学院長はニヤリと笑った。
tm「…そうだね、ロボロさんは確かに代表メンバーとして善戦をしてくれそうだ」
でも、と学院長は続ける。
tm「全学年の中で見たらもっと実力のある生徒は多い。何より君は、生徒会のメンバーだった2名と戦う覚悟はあるかい?」
「…」
事情を知らないロボロからしたら、理由もわからず留学した2人と死ぬ気で戦わなければならないことになる。学院長の質問はもっともだった。
rb「そりゃあ勿論、アイツらだからって容赦はしません。むしろAと肩を並べられるくらい強くなって、勝手にいなくなったことへの喝を入れてやりますよ!」
「ロボロ…」
こんな時に思うことではないのかもしれない。でも、ゾムとは真反対の選択をしたようなロボロの瞳は光に溢れている気がした。
rb「どうかなA…?」
「ああ…俺もロボロと一緒に戦いたい」
tm「…ふふ」
俺とロボロのやり取りを見て、まるでそう言われるとわかっていたようにトモは微笑む。
tm「オッケー。そこまで言うなら立候補を受理しよう」
rb「本当ですか!」
tm「ただし。Aさんと同じ様に秘密の特訓を受けてもらう」
rb「Aと一緒に…!」
ロボロはよりやる気に満ち溢れた表情で頷いた。
rb「俺、頑張ります!絶対に強くなります!」
tm「期待してるよ。さあ、明日は試験も控えている。早く帰って明日に備えるように、ね?」
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書籍姫(プロフ) - 一年編お疲れ様でした！mdさん達のデレが心臓へダイレクトアタックでした！これからも応援させて下さい！！ (9月3日 12時) (
レス) @page38 id: e3ea7725f8 (このIDを非表示/違反報告)
むぬま - 一年編おつかれさまでした！ゼペルくんやオリキャラ達の絡みがとても愛おしいです！2年生編も頑張って下さい！！！ (9月2日 10時) (レス) @page38 id: fe180e4a88 (このIDを非表示/違反報告)
TAKA゜ - 個人的にはあんべべさんのオリキャラ達と主人公との絡みが凄く好きです。みんな可愛すぎて読む時いつも癒やされてます！これからも応援してます！ (9月1日 21時) (レス) id: 7bbeb29f8c (このIDを非表示/違反報告)
TAKA゜ - 一年編お疲れ様です！更新されるたびにいつも声をあげてしまうほど好きな作品で、何回も最初から読み直してしまいます。好きなシーンは戦闘中のキャラ達の覚醒シーンや主人公の言いたいことをズバッとかっこよく、そして気持ちよく言ってくれるシーンが大好きです！ (9月1日 21時) (レス) @page38 id: 7bbeb29f8c (このIDを非表示/違反報告)
モモモ(プロフ) - このボリュームで1年編とは、、、まだまだ楽しめそうで嬉しいです！私の好きなシーンは推しが覚醒したところと、主人公達の戦闘シーンです！2年編も楽しみにしてます！無理のないペースで頑張って下さい。 (9月1日 19時) (レス) @page38 id: de8d799915 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あんべべ | 作成日時：2023年6月21日 18時
