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もうひとつの話は明日の学年末試験に関する事だった。
kuro「試験で使われる心鳴深淵。気になって調べてみたけど、おそらく条件を満たすことで真の迷宮になるんだと思う」
(なるほど)
確かにあり得ることだ。クロノアの考えは一理ある。
ストーリーでも使われ己を見つめ直すという展開は分かっていたが、そもそも何もないから選ばれた場所でなぜ見つめ直すなんてことが始まるのか?
ただ鏡を見るだけでそんな重い展開にはならない。
恐らく大勢生徒が心鳴深淵に入る事で誰かが、もしくは人数や総合的な魔力量といった全体で何か条件をクリアしてしまっていたのであろう。
sini「あっ!わかりました!あの場所にスイッチが隠されてて、それを押すことが条件なのでは!達成した瞬間、迷宮がガゴゴー!って形を変えて塔になったり!」
kuro「シニガミくん、流石にそんな簡単なことはないと思うけど…。与えられている情報と視覚情報とは違うことが起きる、それはあるだろうね」
注意して試験は受けてね。
クロノアに喚起され俺は頷いた。
sini「よし!それじゃあ今日の特訓を始めましょう!」
「よろしくお願いします」
kuro「最初はシニガミくんが用意したプログラムとの対戦。攻略次第、手合わせに入る」
ーーー
ぜー、はー……。
肺に酸素を取り込もうと呼吸を繰り返す。
(…また負けた)
クロノアによる手合わせ。ゾムと避けられないであろう戦闘を想定し行われている特訓のひとつだ。
「暗殺部隊で鍛えられた彼を攻略するならば」と、クロノアが取り入れている。
とはいえ特訓内容は魔法を一切使わないクロノアに、何がなんでも一本取るというもの。
これがかなり難しい。当然あちらも攻撃してくるため使える魔法も浮遊や瞬間移動、結界といったすぐに発動できるものしか使えない。
おかげでまだ一本も取れたことがない。
kuro「俊敏さが上がってたね。トラゾーの特訓が効いてる」
sini「ペイントさんとのひたすら走る特訓も実になってそうですね!」
彼方はいっさい息を乱さない。恐ろしや特殊部隊出身。
kuro「今日の特訓は終了。明日テストもあるからね」
sini「ゆっくり休んで万全の体制で頑張ってください!」
「ありがとうございます」
それで。
クロノアは一呼吸置いて結界の入り口を見た。
kuro「ペイント、ロボロさんが隣にいる理由を聞いても良いか?」
そう言って開かれた結界の先には気まずそうな顔をしているペイントとロボロが立っていた。
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書籍姫(プロフ) - 一年編お疲れ様でした！mdさん達のデレが心臓へダイレクトアタックでした！これからも応援させて下さい！！ (9月3日 12時) (
レス) @page38 id: e3ea7725f8 (このIDを非表示/違反報告)
むぬま - 一年編おつかれさまでした！ゼペルくんやオリキャラ達の絡みがとても愛おしいです！2年生編も頑張って下さい！！！ (9月2日 10時) (レス) @page38 id: fe180e4a88 (このIDを非表示/違反報告)
TAKA゜ - 個人的にはあんべべさんのオリキャラ達と主人公との絡みが凄く好きです。みんな可愛すぎて読む時いつも癒やされてます！これからも応援してます！ (9月1日 21時) (レス) id: 7bbeb29f8c (このIDを非表示/違反報告)
TAKA゜ - 一年編お疲れ様です！更新されるたびにいつも声をあげてしまうほど好きな作品で、何回も最初から読み直してしまいます。好きなシーンは戦闘中のキャラ達の覚醒シーンや主人公の言いたいことをズバッとかっこよく、そして気持ちよく言ってくれるシーンが大好きです！ (9月1日 21時) (レス) @page38 id: 7bbeb29f8c (このIDを非表示/違反報告)
モモモ(プロフ) - このボリュームで1年編とは、、、まだまだ楽しめそうで嬉しいです！私の好きなシーンは推しが覚醒したところと、主人公達の戦闘シーンです！2年編も楽しみにしてます！無理のないペースで頑張って下さい。 (9月1日 19時) (レス) @page38 id: de8d799915 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あんべべ | 作成日時：2023年6月21日 18時
