タイアード？ 試験前日譚 ページ3
rb「あっいた。俺は…第3ブロックか〜」
shp「こっちは第1ブロックです。先生の意図なのか、みんなバラけてるようですね」
次の日。三学期最後の授業を終えて、掲示板に掲示される割り当て表を見るため広場へと出向いていた。
一緒に来たロボロとショッピを見送り、広場の端で一年生達の様子を眺める。
(ルナによる魔法によって発生した不明瞭感による成長遅延…と言ったところか)
視界には設定して見えるようにした、NPC含め生徒たちのレベルと覚醒段階一覧。これは確かに教師たちは問題視するよな。
呆れたようなバカみたいというか…思わずため息が出る。
今までの授業も一月のイベントもあったのにこんな上がらないとは、本当にあの想いによる魔法は邪悪だ。
shp「A、そっちは第4ブロックだって」
rb「なんでシャオロンだけ…」
2人が戻ってきた…が、ロボロは違うブロックな事に不満らしく唇を尖らしていた。
ウィンターカーニバルで魔法を解いて以降、少し嫉妬しいというか、寂しがり屋というか……新たな性格属性を持ち始めたようで、試験までの数週間やけに一緒にいたがっている節がある。
「おかえり。もしかしてロボロは別のブロック?」
rb「せやねん。しかもAと同じブロックってシャオロンだけなんよ」
俺がそこにいたかったのに。頬を膨らませる姿も流石キャラクター。普通の人間がするなら不細工になるだろうが、可愛く見える。
「ランダムだし仕方ないよ。それに……むしろこういった試験だからこそ、みたいな気もするけど」
shp「心と精神…一定条件の合格…。1人で迷路を乗り越えろってことなんでしょうね」
rb「む〜」
まだ納得していないロボロの頭を撫でると袖をパタパタ揺らした。
可愛らしい動きについ頭を撫でればすぐに機嫌は治る。扱いやすさに心配になるが、本人曰く交流の薄かった時期があったせいで俺への寂しさがあるから仕方ないらしい。
「あ」
遠くから鐘の音が聞こえてくる。
通常下校の時刻になったようだ。
「ごめん。そろそろ戻らないと」
rb「そっか…。A、最近目に見えて忙しそうやなぁ。体調には気をつけるんやで?」
「うん、ありがとう。それじゃあショッピも。また明日」
shp「…うん、明日な」
なんとなくショッピに心境を悟られていそう。そう思いながらも、黒羽で特訓場所への入り口へと向かっていった。
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書籍姫(プロフ) - 一年編お疲れ様でした！mdさん達のデレが心臓へダイレクトアタックでした！これからも応援させて下さい！！ (9月3日 12時) (
レス) @page38 id: e3ea7725f8 (このIDを非表示/違反報告)
むぬま - 一年編おつかれさまでした！ゼペルくんやオリキャラ達の絡みがとても愛おしいです！2年生編も頑張って下さい！！！ (9月2日 10時) (レス) @page38 id: fe180e4a88 (このIDを非表示/違反報告)
TAKA゜ - 個人的にはあんべべさんのオリキャラ達と主人公との絡みが凄く好きです。みんな可愛すぎて読む時いつも癒やされてます！これからも応援してます！ (9月1日 21時) (レス) id: 7bbeb29f8c (このIDを非表示/違反報告)
TAKA゜ - 一年編お疲れ様です！更新されるたびにいつも声をあげてしまうほど好きな作品で、何回も最初から読み直してしまいます。好きなシーンは戦闘中のキャラ達の覚醒シーンや主人公の言いたいことをズバッとかっこよく、そして気持ちよく言ってくれるシーンが大好きです！ (9月1日 21時) (レス) @page38 id: 7bbeb29f8c (このIDを非表示/違反報告)
モモモ(プロフ) - このボリュームで1年編とは、、、まだまだ楽しめそうで嬉しいです！私の好きなシーンは推しが覚醒したところと、主人公達の戦闘シーンです！2年編も楽しみにしてます！無理のないペースで頑張って下さい。 (9月1日 19時) (レス) @page38 id: de8d799915 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あんべべ | 作成日時：2023年6月21日 18時
