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人集りで見えなかったので、飛行魔法で上から確認をしてみる。
どうやら、隣に設置されていた二つの結界でコネシマとルナが見事的を撃ち切ったようだ。
なるほど、通りでこちらに何か言ってくるものがいなかったのか。
なんか納得。モブもといNPCの特質として今後使えるかもしれない。
(レベルはこちらの何分の1だったんだろう)
それでも歓声が湧くとは。よほど派手に的を撃っていたのかもしれない。
ふうと息をついて、3人の方へ向かう。戻って早々、ロボロとラッダァは興奮冷めずといった感じで褒め言葉をくれた。スマートな撃ち方とか、その銃の見た目がカッコいいとか。
rb「そういえば先生が言ってた銃が力抑え込むって…どういう事や？」
「あぁ、それは」
ra「闇属性の威力って他属性とは比べものにならないんだよ。それを扱えるゼペルの家なら余計にね」
俺が説明をするより先に、ラッダァが自信ありげに話す。
shp「抑えてたとして…満点取るとか、規格外のバケモンと変わらないっすよ」
ra「とは言いつつ2人も点数勝ってる部分はあるし、どうなるかわからないよ〜」
まぁAは勝てると思うけどね。
頭の中に入ってくる、背筋が凍るような声。声の主である担任を見れば、濁ったような恐ろしい、それでかつ禍々しい瞳をこちらに見せていた。
今のは伝達魔法？設定を見る限りヤバいやつとして描かれてなかったがのだが。温厚で生徒から人気の教師はどこへ。
もしかして裏の顔あるんだよね実は〜的なやつだろうか。それなら記載がなかったことも理解できるけど。細かいルートまでは把握できてないとはいえ、本当はこういうヤツだったのか。
身の危険を察知して、この場から離れるべきと脳内会議で議決される。
「ふ、2人とも。行きましょ、ほらほら」
shp「ちょっ、引っ張らないでくださいよ！」
rb「どうかしたん⁇」
後のことは考えず2人の手を引いて残っている試験場所へと急いで移動した。
ra「ふふ、怖がっちゃって」
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作者名：あんべべ | 作成日時：2021年9月14日 11時
