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うむ、困った。
とりあえず出てきた感想はこれ。
俺が動けるようになるにはまだまだ時間が必要。ミドリ達もいつ来れるかわからない状態。
できることが無さすぎる。
そしてなにより、疲労と泣いたことによる疲労で身体が睡眠を欲しがっていた。
ゾムからもう少し話を聞きたいのだが頭の中は既に黄色サイン…忘れてしまいそうだし今聞かない方がいいかもしれない。
zm「なぁA。ひとつ話しておきたいことがあるんよ」
突然真剣そうな声で話を切り出された。
ただごとではない気配を察知して一度、真面目に話を聞く体勢へ変える。
「…ど、どんなことを…?」
恐る恐る尋ねると、意外な言葉が出される。
zm「俺な、今回の事件の調査をすることになったんよ」
え。
「えっ？？」
zm「吃驚やろ。国王から極秘で命じられてな」
国王が直々に頼むなんて、しかも極秘任務…。
どんだけ信頼厚いんだコイツ。
さらに話を聞いていると、担任達も学院長から事件の解決を命じられているため、現在協力関係となっているらしい。
ここに1人で来れているのも恐らく許可が下りているのだろうと理解。
「…じゃあ、頼らせて貰いましょうかね」
zm「おう任せろ」
ミドリやレウもいる。なんならアンもそろそろ動き出し始める…考えていた計画とは少し違うが、ゾムならばこの事件を解決へ導いてくれるだろう。
…謎にそう思う自分がいた。
ヒント、として俺はまるで今気づいたかのようにゾムへ言葉を仕向ける。
「そうだ、この場所と校舎だとこっちの方が体調がマシで…何か違いがあるのかも」
zm「違い…か。わかった、他にも気づいた事があったらラッダァとか診に来た先生に伝えてな」
わかったと言うと頭を撫でられる。心地よさでウトウトが増してきた。
zm「A。絶対に…真犯人暴いたるから」
だから___________、
zm「今はゆっくり休み」
瞼をそっと閉じほんのりと優しい甘さを感じながら、俺はゾムに身を預けた。
ーーー
ra「泣かせるとかない」
zm「泣かす前に依存させる様な奴に言われたないわ」
ra「最後の最後に若干使った爆弾魔は何処の何奴だっけ〜?」
zm「はぁ……うっざ。ってかなんでここに来たん」
ra「…1回情報を共有したくてね。講師室、行くよ」
next→z side start.
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作者名：あんべべ | 作成日時：2021年12月1日 18時
