・ 〜battle！Watch！ultimate！〜 ページ43
ついに最終競技。
皆が待っていた、皆がこの戦いを最も楽しみにしていた。
「6宝戦最終競技、陣取り合戦が間もなく開始となります！」
まずは各陣営のメンバーのおさらいをしておこう。
青陣営:俺、ウツ、ナカム、グチツボ
クロノア、シニガミ
赤陣営:ルナ、チーノ、ゾム、キョー
ミドリ、ラッダァ
ra「シニガミ〜今日も凍らせるからな〜」
sini「その前に絶対フックで叩きのめしますからね!」
完全回復となったラッダァはシニガミと煽り合いを始める。互いにやる気十分らしい。
この戦いに関しては応援の仕方もどこか野蛮さが混じっていて、俺はこういう感じの方が好きかも特訓時にと気付いた。
楽しそうだなと眺めていると、まるでライバルを見ているような目をするルナと視線がパチリ。
すぐに目線を逸らされたが…今回はクロノア先生が担当しますのでせいぜい苦しんでもらおう。
是非とも俺には来るな。
to「審判役のトラゾーです。両陣営今後のオバ部の活動にも活かせるような素晴らしい戦いを期待してます！」
ut「ちょ、トラゾーさんこの場で言う内容それでええんですか⁉︎」
kyo「まぁ面白いからええやないですかよしおくん」
まるで切り替えたかのように皆がよしおくん呼びに変わった。唯一知らないルナだけ頭にハテナを浮かべているが。
ci「A!よろしく!」
「ああ。よろしく」
zm「始まったら遊ぼうな!」
「遊ぶ…になるかはわからないけど、正々堂々ぶつかりましょう」
『ミドリも、よろしくな』
md『絶対に勝つ』
こっそりと短いテレパシー。
普段と違い、ミドリも気合十分なようだ。固定砲台に撃ち抜かれないように気をつけよう。
俺は間も無く始まるという合図を受けて、緊張してるのか静かなナカムの隣に立つ。
「頑張りましょう、頼りにしてます」
Na「…！うん、絶対に勝とう！」
拳を合わせて、士気を高め合う。
to「それでは！最終競技、陣取り合戦
_______________開始！！」
開幕の合図と共に、ナカムと空へ飛び上がった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 760人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あんべべ | 作成日時：2021年10月25日 12時
