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リリー・ニーア。
テクニカクラス1年生所属。
平民出身だが、家が貴族も御用達の服屋を営んでおり、学院長が訪れた際にスカウトを受けて入学をした。
制服は実家で暮らしていた時から身につけていたリボンとスカートを選択。
自分で制服は選択できるのだが、あくまで"校則"である。
生徒の中には男子はズボン、女子がスカートといった個人的な考えであるはずの"枠"を他者に振りかざしてくる者もいる。
誰かが言い出すと、周りには意見に同調する者が現れるのが世の中の流れ。ニーアは入学当初からそんな集団に目を付けられており、悪質ないじめを受けていたと言う。
生徒会もその悪質さから問題視していた。
実際、養護教諭のしんぺい神にも相談をしていたらしい。
Ri「でも、フラワーフェスでAさんに出会って、エッグハントに参加できて僕もまだ頑張ってみようって思えたんです。…それに、ショッピ様が時折様子を見に来てくださって」
俺がショッピの顔を見ると、流れでアイツは目線を別の場所に移した。偉い、というか調査して特訓して勉強してさらにニーアの事も気にしてたと…?
(そら覚醒するよ。超頑張りまくったじゃんショッピ)
「じゃあどうして…?」
shp「クラシアさんです」
(ん？？？？)
「ん？？？？？」
まさかの名前に目を開く。
いや、好感度だだ下がっていた理由にも納得がつく。
「まじ?」
shp「まじ」
ショッピは生徒会内での俺が犯人であるという空気が嫌で静かに距離を置いていたらしい。その間にもニーアには会いに行っていたわけだが、そこにルナとロボロが訪れていた。
襲撃事件の時に、現場へショッピと来ていたことをルナは知っていたのだとか。
事情聴取自体はすぐに終わって生徒会へ戻るかと思われた。しかしここで問題が発生。
聴取を終えた2人に、嫌がらせをしている1人がスカートの件を相談の体裁で話したのだ。
これによりルナがニーアに単独で交流を始める。
『ニーアくんなら、ズボンも似合うよ?』
『男の子は、やっぱりカッコよくなくちゃ！』
『ゼペルさんは…少し、変わってるから…さ?。皆、絶対にズボン履いたニーアくんを受け入れてくれるよ』
その結果。ニーアは服を変えてしまった。
話を聞いたショッピは完全にルナと交流をしなくなり、怒り浸透の彼を心配して事実を知ったロボロも激怒。
そして2人行動が始まったと言う。
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作者名：あんべべ | 作成日時：2021年10月25日 12時
