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我ながら本当に悪い事をしているとは思う。
思うが残念、止まらない。
光に対してだからか、余計に強くなっているかもしれない怒りが頭の思考を埋め尽くす。
暴れる事はミドリとレウには伝達済み。
もしもの時はすぐに避難指示出してくれるだろうし、ショッピたちにも頼んでる。多分大丈夫と信じて。
lu「光よ！力を貸して！」
放たれた魔獣たちがルナの魔法の輝きによって塵へと変わっていく。
(はいはいすごいですね。)
右手で指パッチンをしようと腕をあげる。
lu「させない！」
輝きの広がる速度が上がりホールを徐々に埋めて、粒が消えていく。
それを見て俺は開いていた窓からホールを抜け出す。アンと同じくあれ喰らったらどうなるかわかったものではないから。
re『Aさん大丈夫⁉︎』
『イライラしてるけど…まぁ平気。計画にはある程度沿ってるし』
md『うん、怒ってるのすごいわかった。一気に闇のオーラ出てきて怖かったよ』
なるほど、俺は怒るとやばいオーラを出してしまうようだ。怖がらせてしまったのは申し訳ない。
ルナにしかイラついてなかったはずが、2人にも迷惑をかけてしまうとは…。
恐るべし、闇の力。
『ごめんな、申し訳ない。2人とも後でミドリの講師室来て?』
md『わかった。ちゃんと来てね?』
『あぁ。それと担任が…』
kyo「お、」
なんてタイミング。
件の彼を俵担ぎしてるキョーが飛行魔法でやって来た。速攻でテレパシーを切って挨拶だけしとく。
回復魔法をかけたとはいえ大怪我をしていた人間をそのように担いで大丈夫なのだろうか。
kyo「ゼペルさんか。無事に光属性から逃れてたようで」
「あそこでもっと暴れられたらまずいですから」
kyo「そか。…ああなんか生徒会が揉めとったで」
「え」
それはやばい。
ていうか揉めるとしたらショッピロボロしか考えられない。
こんな時にこの言葉を言うことになるとはなぁ。
俺のために争わないでぇー。
話を聞いて無理やりホールに戻る。
(うわ、一気に具合悪くなってきた)
埃みたいな表現になってしまうが、まだ光の魔力がまっているのかもしれない。マスクが欲しい。
rb「だーかーらー！Aが理由もなくそんな事するわけないんやって！」
ロボロのデカボイスが戻った途端頭にぶち込まれる。
どうやらルナvsロボロが言い争っているようだった。
os「おや」
そして、オスマンに気づかれた。
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作者名：あんべべ | 作成日時：2021年10月25日 12時
