・ ページ14
蹴りからの落雷。魔法弾からより強くなった風の刃。
まことに恐ろしや覚醒コンビ。魔物もこいつらを相手にするのがとても可哀想なくらいだ。
rb「これで終いや！」
いつか変装した俺がパフォーマンスバトルで配った花のコサージュが現れ光出す。
そして美しい弓へ形を変えた。
(聞いてないぞそれ…形変えれるのあれ?)
魔法で生み出された矢に風の魔力が乗って、緑色に輝き始める。
魔物は避けようとするが、足元から凍り始めて身動きが取れなくなった。
ut「やったれロボロ！ショッピくん！」
rb「おう！」
shp「兄さんあざす！」
まさかのウツだった。
意外、ここでカッコイイシーンも取っていくとは。
rb「風よ！」
shp「雷よ」
_________敵を撃ち抜け！
ーーーー
魔物がプスプスと焦げながら消えていった。
なんて凄まじい火力。衝撃が残っていて俺の髪も静電気と風のせいでぐちゃぐちゃだ。
rb「A〜！」
もとのパーティー服に戻ったロボロが抱き、勢いでくるりと周る。
服がよれると言ったが、それよりも褒められたいらしい。まるで小動物のような愛らしさに思わず頭を撫でた。
shp「……」
「ショッピもお疲れ様。ボードで助太刀くるところカッコよかった」
shp「うん、頑張った。…撫でてって言ったら怒る?」
「なんで怒るのさ。全然いいよ」
この後のことを考えると、いま撫でておくべきと思いわしゃわしゃした。
(さてと)
俺は今から悪役モードに入る。…人によっては説教モード。ワンチャン独房行き覚悟をしていれば、気づいたのかロボロが心配そうな目で此方を見た。
rb「A…?」
「なんでもない。ショッピ、また感情の制御ができなくなった時は頼む」
shp「それって「んじゃ」A！！」
俺は残念な主人公のもとへと再び戻った。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 760人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あんべべ | 作成日時：2021年10月25日 12時
