新たな展開へ！到来ジューン！ ページ1
中間試験から3日後。
できなかった試験も再度執り行われて、制服も移行しついに結果表が配られる。
うちの学年は俺がいるせいか、問題防止のために順位を開示しない。そのためこれからの授業クラスがどの位置になるかだけ記載されている。
(まぁ、その結果はもちろん)
オールトップ。
習熟度クラスは上を1として6まで存在しており、今までのホームクラス単位での授業から個々人での時間割が決定される。
トップクラスにいれば、教師たちも教科書もワンランク上の選りすぐりを用意され進級すれば上級魔法も教えてもらえるのだとか。
ra「次に時間割表渡すよ〜。無くさないように気をつけてな」
ひらり、とそれぞれに時間割表が落ちてきた。
(うんうん、ミドリもレウの授業もあるしなんなら…)
目に留まったのは、手紙で見たことが一瞬だけあった科目。その名も…
ra「あぁ言い忘れてたんだけど、学年の成績上位者は『ダンジョン攻略』っていう国から導入を頼まれた科目に参加してもらうよ〜」
ここで説明。
ダンジョンとは、RPGゲームでよくあるアレだ。いつのまにかできてて、宝眠ってたり歴史ある魔法使いの記録や技術が眠ってたりするアレ。
この授業ではまる1日使って攻略、そして生徒自身の特訓が行われる。
(攻略をして色々と見つけて欲しい国と、生徒に頑張ってもらい国からの援助が貰いたい学院の思惑が透け透けだっつーの)
主人公は順位的に参加できないが、キャラ交流のプチイベで話が幾つか出てたらしい。
ロボロに関しては、好感度が一定数になると起こる親愛イベで見つけてきたアクセあげるのだと。
(まあ、今の好感度じゃ無理だろうけど)
ra「ダンジョン攻略に関する説明は、該当者にのみ後日行われまーす。てことで今日は以上！みんなお疲れ様〜」
いつもののんびりとした挨拶。
同時に生徒たちはクラスの聞き合い合戦をはじめる。
rb「A、どうやった?」
「もちろん全部上のクラス。そっちは?」
rb「俺も上取れた！」
shp「なら、また3人で授業受けれますね」
嬉しそうに微笑みながら、ショッピは時間割を見せる。
ついノリで2人とハイタッチをする。
(なんか青春って感じだな、こういうの)
zm「俺も1番上行けたで」
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作者名：あんべべ | 作成日時：2021年10月25日 12時
