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急いで下に降りて、大毅の家のインターフォンを押した。








"はい?"






インターフォン越しに聞こえてきた声は、






「おじさん……、A。開けてくれへん?」






大毅のお父さんの声だった。







出てきたおじさんは、前に見た時よりだいぶ歳をとったように……



髪がボサボサで、目の下には酷い隈ができていた。






「Aちゃん…久々やな」





「おじ…さん……大毅は?」





今は、おじさんとの再会を感じている場合じゃない。





.








私は、おじさんがインターフォンに反応した時点で薄々勘づいていたのかもしれない。





「明里と出てったで」





おじさんの言う"明里"は大毅のお母さん。






その言葉で確信した。







"私の予想は当たってた"








「ごめんな…Aちゃん…俺のせいやねん…

借金して、明里にも大毅にも迷惑かけた。
そんな俺に愛想つかして明里は大毅を連れて昨日の夜中出てったんや」






「どこに行ったか……分からないですか?」






「分からへん…ごめんな…ほんまに」









そっか…そうだったんだ…





大毅は色んな事を一人で抱え込んでたんだ。







私………彼女どころか幼馴染すら失格やん…








ごめん…ごめんね大毅。









悲しいのに、寂しいのに、会いたいのに……









"涙が出ない"

▽→←▽



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- ページ19【目から涙か溢れた。】→涙が だと思います。 (2018年4月29日 23時) (レス) id: 9eec283ac6 (このIDを非表示/違反報告)
やさきみ(プロフ) - いつもきゅんきゅんしながら読ませていただいてます!浮気、そしてどこか冷たい重岡くんが最高です!引っ越し…という設定は物凄く切なくて泣きそうになりました!これからどうなるのかが楽しみです!応援しています! (2018年3月7日 16時) (レス) id: 2b88adeffc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まお | 作成日時:2018年2月25日 15時

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