ヒツヨウナイ【D.S】

▽ ページ18

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「大毅くんひどいやん 笑 この子彼女やろ？」



沈黙が流れる中、そんな空気を破ったのは大毅の隣にいる女の子だった。



「あー…そうやったな」




そんな女の子の言葉に軽く言う大毅。



"そうやったな"…？


なんなんそれ。





「大毅が彼氏……？今も…？こんな浮気されとんのに？馬鹿にするのもええ加減にしてくれへん？

今も付き合うてるわけないやん」





思ってもいなかった言葉が、口から出た。



神ちゃんも、大毅も、女の子も驚いてるけど一番驚いてるのは私。





「神ちゃん行こ」





居ても立ってもいられなくなって、とりあえず逃げる事にした。




大毅の顔なんか見れるはずがなかった。







だから、神ちゃんの腕を引っ張って走った。








初めて…






大毅から逃げた。

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