【文スト】オリジナルストーリー

探偵ルート9「またいつか」 ページ21

神「え…。」
早「なんでｯ!!そこまでしなくても…。」

イ「この家に育った者には感情を必要としない。感情を手に入れてしまった以上お主には用がない。用済みってわけじゃ。」

早「そんな使い捨てみたいな…。酷いじゃない！」

イ「酷い？ならばお主がかわりに代償を支払うか？」

早「え…。」

イ「お主が巫女の代わりに巫女の仕事をするのならば巫女を1人の人間として生きていく事を許そう。」

神「早夜。ありがとう。お主は妾の為に…」
早「いいよ。それで巫女が楽しく暮らせていけるのなら、今度は私がその仕事を受け継ぐ。」
太「何を言ってるんだい！早夜ちゃん。」
芥「そうだ。何を言ってるんだｯ！」

早「私は今までつらい思いをしてきた巫女に、これ以上つらい思いをさせたくないだけだよ。」
神「それは駄目だ早夜。妾なんかの為にお主を犠牲にするなど…そんなの妾には出来ぬ…。」

早「ううん。大丈夫。イナリ様。私を連れて行って…！」
イ「ふっ。面白い。いいだろう。」

神「ダメっ!!」



大丈夫だよ。
心で繋がっていられるのなら
きっとまたいつか
どこかで会えるよ。
だからその日までさようなら。
いつかどこかで会おうね…！

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