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281. ページ34

観たい映画がちょうどいい時間にするようで、私が飲み物やポップコーンを買い、景光さんがチケットを買い劇場の中に入る。



さて、ここで一つ問題が起きた。
景光さんが買ったチケットがカップル席で、二人くっついて座るような席だったのだ。

そのことを小声で景光さんに抗議する。









「…景光さん!なんでこの席なんですか!?」


諸「…Aちゃんが言ってたあたりがちょうどこのシートがある辺でね?」


「…うっ、確かに言っていた辺りの位置ですけど!少しくらいずらして良かったんですよ?」


諸「…んー、でも俺的にはAちゃんと近いから嬉しいからなぁ」


「へっ!?」


諸「…声が大きいよ、Aちゃん」


「…誰のせいだと!…まぁ、いいです。買ってしまったものはしょうがないですし…」


諸「…そう言ってくれると思ってたよ。さ、座ろ〜」


「…他の人の迷惑になるのでお静かに!」


諸「…はーい」









座るまでに色々あったものの、映画を楽しむことにした。
普通の席よりも近いから少し緊張するけど、気にしないようにすれば大丈夫…!

なんて考えていると、横から手を握られた。
思わず肩が揺れてしまう








「…なんで手を?」


諸「…折角だし、ダメ?
それにこれ、ホラーでしょ?あんまり得意じゃないんだよね笑」


「…うっ、そうだったんですか?…なら、仕方がないですね」


諸「…やった!強く握っちゃったらごめんね?」


「…少しくらいなら大丈夫ですよ。始まりますし、あとは楽しみましょう?」









手を握ってきた理由を聞けば、ホラーが得意じゃないといわれたら許すしかない。
正直映画どころじゃなくなりそうだけど、頑張って集中しよう…!!





その後、無事に映画は終わり楽しむことは出来た。
ただ、距離がものすごく近くなり違う意味でドキドキした









諸「怖かったけど面白かったね〜」


「そう、ですね!時間もいい頃ですし、お昼食べましょうか」


諸「だねぇーお昼食べ終わったらモール内を見て回るんだったよね?」


「はい!大きなゲームセンターも入ってるのでそこに行ってみるのもいいかもしれませんね」









午後からどうするかを話しながら、お昼ご飯を食べてモール内の色々な場所を見て回った。

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作者名:夜桜 | 作成日時:2020年4月3日 23時

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