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「念の為なんですけど、次の休みって何時だかわかってたりしますか?」
諸「次の休み?んーと、2週間後の土曜日かな。
それがどうかしたの?」
「えっと、そのー…研二さんに返事をした時、一緒にお出かけしたので」
諸「それで休みを聞いたんだね。
次の休みに返事くれるの?」
「うっ…でも、2週間もあれば…
分かりました。景光さんに用事がなければお出かけしませんか?」
諸「りょーかい!次の休みは何がなんでも空けとくね!」
「私もその日は誘われても断っておくので、仕事にならないように気を付けてくださいね?」
諸「うっ、それは頑張る…!」
「ふふっ冗談ですよ。仕事が入った時はそちらを優先してくださいね?」
諸「分かってるけど、入らないように気をつけるよ笑」
「あ、それと、出掛けることは内緒ですよ?」
諸「分かった、約束ね!」
「そろそろ出ましょうか。」
諸「だね。送るから外でちょっと待ってて」
「分かりました、待ってますね」
伝票を持ちレジに向かう景光さんから離れ、お店の外へ出て待つ。
以前まで自分の分は払うと言っていたけど、お兄ちゃん達から甘えておけと言われたから黙っておくことにした。
金額が大きい場合は流石に払うとは言うけどね
諸「おまたせ、帰ろっか!」
「ですね〜」
送ってもらいながら会っていなかった間の話をしながら歩いて帰った。
帰り際、次の休み楽しみにしてると言われ急に緊張してきた…!
まだ2週間ある…!
ちゃんと伝えられるように頑張ろう…!
なんて思っていたのが昨日のよう。
今はなんと景光さんと出かける前日の金曜日。
学校や家のことをしていたらあっという間に2週間が経とうとしている。
そしてまだ大事なことが終わっていない!
それは明日、何を着ていくか…!
研二さんや景光さん達と会う時は、特に気を使って洋服を選んでいる。
イケメンたちと一緒にいるのに、変な格好は出来ないもんね…!
それに加えて明日は返事をするんだもん!
少しでもいい格好をしていかないと失礼だよね…!
そんなことを考えながらかれこれ2時間は経っている…
「物凄く悩むけど、これにしよう!」
これ以上考えていると眠る時間が無くなってしまうので、何種類かあった候補の中から1つを選び眠りについた。
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作者名:夜桜 | 作成日時:2020年4月3日 23時