250.決戦 ページ3
顔合わせの最初の会議から2週間。
新しい情報が入ると、その都度お兄ちゃんを通して情報を頭に入れていく。
そして、いよいよ今日の夕方から作戦が決行される。
朝からあった最終確認の会議では皆ピリついていた。
今日で長年追ってきた組織を潰せるかもしれない、その想いがみんなの士気を上げているのがよくわかった。
本来は学校があっているはずの私とコナンくんは、学校を休み作戦に参加する。
私達は安全な場所でサポートするのが本来の役割だけど、コナンくんは赤井さん達と一緒に最前線に出るだろう。
私はそのサポートが出来るよう資料を今日のために読み込んだ。
何がなんでも組織を壊滅させるために…
降「これより組織壊滅作戦を決行する。
組織潜入組は一足先に現場入りし、内側から参加する。今後の指示は赤井に任せる。」
赤「潜入組は負担が大きくなる、短期決戦で行く。
少しでもいい、資料を頭に叩き込んでおけ」
「「「はい!」」」
いよいよ作戦が始まった。
零さん…バーボンとキールは、最終的に組織から招集がかかり内側からの参加となった。
二人は特に危険な役割になるけれど、少しでも勝つ確率を上げるには仕方がないこと…
二人のためにも私に出来る限りの事をしよう。
決戦の地は、港にある五階建ての所有者不在のビルだった。
相手にキャンティ、コルンという二人のスナイパーが居るため、ビル等での戦闘は少々不安が残るが、二人は優先的に捉えるということで落ち着いた。
いざという時に護身用で使える程度に、銃が扱えるようにこの2週間訓練を受けた。
もちろん無闇矢鱈に撃たないという条件付きだけど、銃を持たせてもらえるレベルの腕前らしい。
と、まぁ、心を落ち着かせるために今までを振り返って見たけど、緊張するのは仕方がない!
出来る限りがんばる!それだけ!
赤「合図がきた、突入する。
出来る限り音を立てぬように気をつけろ!」
「「「はいっ。」」」
松「俺達も爆弾がねぇか、間開けて行くぞ」
萩「Aちゃんは、離れないように気をつけてね」
「分かってますよ、解体中は任せてくださいね」
松「頼もしいことだな」
萩「いざと言う時はよろしくね」
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作者名:夜桜 | 作成日時:2020年4月3日 23時