262.これからは? ページ15
お兄ちゃんを筆頭に、コナンくん以外の皆は病室の外に出てくれた。
陣平さんにご飯を食べさせると言っていたから、ある程度時間には余裕があるかな?
「もう、いいかな?
新一くんはこれからどうするの?元に戻れる?」
新「今の所、戻れることになってる。ただ、まだ時間がかかるみてぇだから、戻るのはもう少し先だな。」
「そっかぁ、戻れるなら良かったよ。これで漸く蘭ちゃんと一緒に居られるね、新一くんとして」
新「そうだな。Aが居たからこそ、こうやって戻れるんだ。ありがとな」
「ううん、新一くんが頑張ったからだよ。
これで私もやること終わっちゃった笑」
新「なら、答えを出すってことか。どうすんだよ」
「うぇ!?/// まぁ…答えは出たんだけどね…?
でも、どうしよう!新一く〜ん!」
新「人の事は散々世話焼く癖に自分のことになるとそれだから。素直になれば良いんじゃねぇか?」
「新一くんに言われたくないんだけど…!素直にとか…」
新「はいはい。答えが出たんなら、他の人にはちゃんと伝えねぇとだぞ」
「うん…辛くなったら、また話聞いてくれる…?」
新「当たり前だろ、幼馴染みなんだしよ」
「ありがとう、新一くん!」
それから、新一くんに戻る時にコナンくんの存在をどうするのか等の詳しい話を聞いていると、そこそこ時間がかかっていたことに気づいた。
話したいことも一通り終わった為、新一くんに断りを入れてお兄ちゃんに話が終わったと連絡を入れた。
皆が戻ってくるまで二人で話をしていると、扉が開いた。
少し顔色の良くなった陣平さんを連れ、お兄ちゃん、研二さん、景光さんが入ってきた。
赤井さんと零さんは、何か言い合いをしながら入ってきた。
組織との戦いで、協力してたし仲もマシになったかと思ってたけど、そうでもないみたい
二人の言い合いを見ていると、沢山寝ていたはずなのに眠くなってきた。
それに気付いたのか、お兄ちゃんが疲れたなら眠っていいと、少し不安そうに言ってくれた。
大丈夫だよ、という意味を込め笑いかけながらうん、と頷き眠りについた。
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作者名:夜桜 | 作成日時:2020年4月3日 23時