261.目覚め ページ14
組織との対決から、私は一週間も寝たきりの状態になっていたらしい。
自分の感覚では、暁と別れたあと直ぐに目覚めたため、普通に寝た時と同じような気分だった
先程まで暁といたあの空間は、時の流れ方が速い的な感じだったのかもしれない。
体が全然動かなくて、漸く指先が動いたかと思うと、手を握られ、皆の声が聞こえた気がした。
その瞬間、体がいつもの様に動くようになっていく
握り返しながら目を開けると、皆が私の方を見ていた。声をかけようとすると、上手く声が出らずに途切れ途切れになってしまった。
皆の元へちゃんと戻って来れたから、ただいまと言うと、皆泣きそうになりながら返事をしてくれた。
お兄ちゃんが連れてきたお医者さんが、一週間寝たきりだったから〜みたいな事を言った時は、本当に驚いた。
それで、皆が泣きそうになっていたのを理解した。
一週間も寝たままだと心配になるもんね…
お医者さんが病室を出た後、私が倒れた後のことを聞き、すごく申し訳ない気持ちとそんなに心配してくれて嬉しいという気持ちでいっぱいになった。
少し話していると、私が起きたことを聞いてコナンくんと赤井さんが来てくれた。
蘭ちゃんと園子ちゃんは、日を改めて会いに来てくれるらしい。
「わざわざありがとうございます、赤井さん。
コナンくんもありがとう」
赤「なかなか目覚めないからジョディ達も心配していた。もう無茶はするんじゃないぞ」
コ「撃たれたって聞いた時、本当にビックリしたんだからね!」
「うっ…ごめんなさい…」
赤「退院したらまた遊びに来るといい(ナデ」
コ「赤井さん…じゃあ、僕達はもう帰るね!早く帰ろう、赤井さん!」
「楽しみにしてますね、赤井さん。
あ、コナンくん、まだ時間あるなら二人で話せない?」
コ「時間?あるけど…」
風「二人で話したいなら、病室の外で待ってるからここで話すといい。起きたばかりだ、歩き回るのは辞めた方がいい」
「ありがとう、お兄ちゃん。いいですか?」
降「構わない。松田、何か食べに行くぞ」
萩「だね、ゆっくり話していいからね〜」
諸「はい、立って行くよー」
松「…分かった。また後でな、A」
赤「終わったら連絡してくれ」
「分かりました」
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作者名:夜桜 | 作成日時:2020年4月3日 23時