【名探偵コナン】妹です。１３【転生トリップ】

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私たちの行動に少し驚いてる犯人を分からないように観察しながら、遠目に見守っていれば結局行動には移さずに旅館の中へと戻ることにしたみたいだった。

でもまぁ、まだ他にも行動起こしてたしこの後は様子見、かな？



陣平さんと二人、皆から少し離れて寛ぎながら見守っていれば、いつの間にか蘭ちゃんと和葉ちゃん、それにこの旅館の息子くんが居なくなっているし、犯人さんも居なくなってる。

それにようやく気付き、どこに行ったか聞きに行こうとした瞬間、小さく何かが割れた音とそれに続いて悲鳴が聞こえてきた。


二つ目は予定通り行われちゃったわけか…
一つ目が出来なかった時点で諦めてくれたら良かったのに



皆と一緒に悲鳴の聞こえた方へ行けば、やっぱり誕生日会用に飾り付けていた風船が割れたらしく、それに驚いて悲鳴をあげたらしい。

微かに柑橘系の匂いがするし犯人さんによる犯行で間違いないかぁ

その確認が終われば、他の人が見れるように少し離れた位置まで下がる。










松｢なぁ、この件で何か知ってることあるんだろ。鎌鼬の話聞いてる時も驚いた様子無かったしな｣


｢それが、この話？事件？知ってるの。本当なら高校の時に起こるはずだった事件なんだけど…｣


松｢てことは犯人も分かってるんだよな？｣


｢私達以外の年齢が何故か知っている内容の通りなの。そのまま再現されてるから間違いないはずだよ｣


松｢なるほどな。にしても、そんな事件のあったかもしれねぇとこに泊まりたいってなぁ…｣


｢だって長野で泊まる場所って言ったらここともう一つしか候補なかったんだもん｣


松｢どっちにしろ事件起こるんだろ？｣


｢はは、大正解…｣


松｢だろうな。あの坊主が主役なら事件が起きないわけが無いっての｣


｢死神って呼ばれてたくらいだからね…
話戻すんだけど、1回目は防いだの。それで今起きたのは2回目の方｣


松｢1回目は防がれたがどうにかして犯行に及びたい…と。そりゃまた面倒な相手だな｣


｢止めるの手伝ってくれる？｣

松｢当たり前だろ。さっさと犯行止めてゆっくりしようぜ｣


｢そうだね。でも、遅い時間までかかっちゃうかも…｣


松｢まじか…なら、ゆっくり出来る時に寛いどくかぁ｣













ようやく陣平さんにある程度の説明が出来たけど、名探偵達が色々気付いて犯行を阻止してくれたら良いんだけど…

きっとそう上手くいかないだろうから、陣平さんに協力して貰って犯行阻止してゆっくりしよう

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