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死角になる場所で見ていれば、上手く誘導してくれたらしく犯人が壁にもたれかかって居るのが見える。
これでもう逃げ場は無くなったね、愚かな犯人さん?
「追い詰められた気分はどうですか、連続爆破事件の犯人さん?」
犯「な、誰だ?!」
「誰とは失礼な。貴方が観覧車に繋いだんでしょう?」
犯「あ、あぁ、あの時の…!」
「思い出してくれました?良かった〜忘れてたらどうしようかと思いましたよ。
それで、追い詰められた気分はどうかって聞いてるんですけど?」
犯「お、俺は悪くない!い、いや、違うんだ、俺じゃないんだ…ホ、ホラ…よくあるだろ?頭の中で子供の声がしたんだよ…警察を殺せって…い、いや誰でもいいから殺せって…ヒッ」
「ゴチャゴチャうるせぇんだよ。テメェの言い分なんざ聞いてねぇ、子供の声が聞こえた?巫山戯てんのか。
テメェのしたことでどれだけの人が怖い思いをした?どれだけの人が危険な目にあった?自分の事だけしか考えてないクソ野郎には分かんねぇか。」
犯「ひ、ひぃ…た、助けてくれ…!お、俺が悪かった!俺が悪かったから!!」
「それは此処で言うことじゃねぇだろ?残りの人生、塀の中で自分のした事を悔やめ。クソ野郎が」
犯「ッ!!…………」
「ふぅ……スッキリした」
松「やることえげつねぇ…」
「これでもまだ足りないくらいだよ?もう少しやりたい所だけど、時間みたいだから」
松「ん?おー、ハギ、伊達。回収に来たのか」
伊「お疲れ、松田、嬢ちゃん」
萩「二人ともお疲れ〜おぉ、見事に伸びてんね」
松「Aが力いっぱい金的喰らわせたからな」
萩「ヒッ!あんまり聞きたくなかった…」
伊「おれも聞いただけでヒュッとしたわ…」
「あはは…」
そう、最初は腹パン程度で済ませるつもりだった。
だけど、実際にあんな言い訳を聞いていたら怒りが込み上げてきた。
佐藤刑事みたいに撃ってやりたいけど、私にはそんなこと出来ない。
そこで壁ドンをしていた足を下ろし、蘭ちゃん仕込みの蹴りを思いっきり入れてやったのだ。一番痛いところに
相当痛かったらしく、見事に伸びてるところに研二さんと伊達さんが回収に来てくれたのだ。
傷を負わせずに逮捕した佐藤刑事に比べたら、かなり劣ってしまうかもしれないけど…
だけど、この手で敵討ちをすることが出来て良かった。
これで本当の意味で、すべきことが終わった気がする。
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夜桜(プロフ) - やっちさん» 長々としたこんな作品を読んでくださりありがとうございます!最近は中々更新出来ていませんが、番外編も書いていますので覗いて頂けると嬉しいです。 (2022年12月10日 19時) (レス) id: 31e083687d (このIDを非表示/違反報告)
やっち(プロフ) - 凄く面白かったです!長編お疲れ様でした。夜桜さんは松田さんが好きなんですね。私なら零さんです (2022年12月5日 21時) (レス) @page47 id: aabe067d77 (このIDを非表示/違反報告)
天然水 - そろそろ更新してほしいです (2022年4月25日 21時) (レス) id: 9e1c69280d (このIDを非表示/違反報告)
夜桜(プロフ) - 天然水さん» 更新楽しみにして下さりありがとうございます!リアルがバタバタしているのと、書いては消してをしていたりと中々出来てませんが…書いてるお話もあるので、もう少しお待ち頂けると嬉しいです! (2022年4月14日 18時) (レス) id: 31e083687d (このIDを非表示/違反報告)
天然水 - あれから更新進んでないのですが続きみたいてず (2022年4月14日 18時) (レス) id: 9e1c69280d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夜桜 | 作成日時:2022年1月13日 14時