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ポアロを出て適当に道を歩いていると、住宅街の中に迷い込んでしまった。
何か目印は無いかなとキョロキョロしながら歩いていると、あの有名な洋館が見えた。
すっごい!!!生工藤邸だ〜!
次元越しに見ても大きかったけど、生で見るとさらに迫力がますね…
ぼーっと工藤邸を眺めていると、小学生と思われる声が後ろから聞こえてくる。
もしかしてと思い後ろを振り返ると、まだ小学生の新一くんと蘭ちゃんが仲良く向かってきていた。
下手に関わるのも得策じゃないし、そろそろどこか別の場所に行こっと。
蘭「わぁ〜!お姉さんの髪、きれ〜」
新「真っ白だな」
「ええっと、私のことで良い…のかな?」
蘭「うん!お姉さんの髪も綺麗だけど、お姉さんも美人さんだね!」
「まぁ、ありがとう。お嬢さんも可愛いからきっと美人になるわね。」
蘭「本当…?ありがとう、お姉さん!」
新「なぁ!お姉さんって、アルビノって言う奴か?」
「あぁ、私のこの見た目についてね。えぇ、そうみたいなの。」
新「みたい?どういうことだよ」
「アルビノってね、肌を守る色素が人より少ないの。だから少しの陽の光でも肌が焼けちゃうんだけど、私はそんなことないのよ。だから、アルビノとは良い切れないの」
新「ふーん…」
「分かりにくかったかな?と、そろそろ行かなくちゃ。それじゃあね、お嬢さんとナイト君」
ちっちゃい蘭ちゃん激カワだし、生意気な新一くんも可愛かったな〜
あんまり関わるのも悪いし、そうそうに退散してきたけど…大丈夫だったかな?
何となくだけど、工藤邸への道を覚えておこ。
小学生の蘭ちゃんと新一くんにエンカウントし、またブラブラとしていると、会うと面倒くさそうな人に見つかってしまった。
「なぁ、お前、この前爆発現場にいたやつだろ。」
「爆発現場…?」
「マンションに爆弾が仕掛けられてたやつだ。」
「あぁ…えぇ、まぁ。それがなにか?」
「やっぱりな。今暇か?」
「暇ではありますけど…」
「ならちょっと付き合え。お前に会いたいって言ってる奴がいる」
多分、会話の内容で分かってくれた人もいると思う。
そう、萩原さんの片割れ、松田陣平さんだ。
そして多分これから、人間の姿で萩原さんと再び会うことになりそうです…
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作者名:夜桜 | 作成日時:2021年6月28日 8時