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事情聴取まがいの会話を続けながらもようやくポアロに到着…！
サラッとドアを開けて先に入らせてくれるのは紳士的だけど、今までの地味な精神攻撃でプラマイゼロなんだよねぇ…
梓｢いらっしゃいませ〜｣
｢こんばんは、2人なんですけど大丈夫ですか？｣
梓｢もちろんです！お好きな席にどうぞ〜｣
｢ありがとうございます。
えっと、どこに座りますか？｣
緑｢ゆっくり話したいですしボックス席の方でもいいですか？｣
｢じゃあボックス席の方に座りましょうか。｣
ゆっくり話したいじゃなくて、ゆっくり情報を聞き出したいでしょう…？
確かにお望みの情報は持ってるかもしれないけど、絶対怪しまれるから話したりしませんからね？！
出来るだけ無害な存在で居たいですし！！
心の中で叫びながら、笑顔を崩さずに話をしてる。
癒されに来たはずなのに疲れてるのなんでなんだろ…
私、貴方のこと救ったはずなのになんでこんな仕打ちを受けてるんでしょうか…
萩原さんがタイミング良く来てくれたりしないかな…
松｢よう、今日は男連れか？白石｣
｢松田さん！！｣
松｢お、おう｣
｢あ、すみません…！今日はおひとりなんですね｣
松｢あぁ、ハギは別件で居ねぇんだよ。
にしても、男が居るなら例の件辞めといた方が良いんじゃねぇか？｣
｢そーゆー関係じゃありませんから！！緑川さんはご近所さんで、たまたまお会いしてご一緒してるだけです！｣
緑｢えっと、初めまして緑川唯です。今日はたまたまご一緒してるだけですので、そのハギさん？という方には誤解のないように伝えて頂けるとありがたいです｣
松｢ふーん…緑川唯、ね。俺は松田陣平だ、よろしくな｣
｢それにしても松田さんもポアロに来るんですね、ちょっと意外です｣
松｢地味に失礼なこと言ってくれるな？時間潰すついでに飯食べようと思って来たんだよ｣
｢そうだったんですね、意外とか言ってすみません…
あ、良かったら一緒に食べますか？お二人が良ければですけど｣
松｢俺は構わねぇが…良いか？緑川｣
緑｢もちろん構いませんよ。
それにしても仲が良いんですね、どう言ったご関係で？｣
｢どうと言われても…でも、付き合いとしてはそれなりですよね？4年くらい？｣
松｢ハギの事件の時だからそんくらいになるな。｣
緑｢事件？何かあったんですか？｣
食い付いてくれた…！
ここで無害アピールをしなければ！！
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作者名：夜桜 | 作成日時：2021年6月28日 8時
