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萩原side
ひとまず片付けは後回しにしてお昼ご飯を食べる。
かなり遊んでリアムもお腹減っただろうから、特別にオヤツをあげる。
オヤツの袋を見た瞬間、ものすごい凝視してきたし美味しかったものは覚えてるんだろうな〜
お皿に出してあげれば、少しこちらを見上げてくるから笑って頭を撫でてあげれば、凄い勢いで食べ始めた。
その様子を見て少し笑って、俺も自分用に準備したご飯を食べ始める。
それから溜め込んでいた家事を一気に片付ければ、取れきっていなかった疲れが押し寄せてくる。
それに、日向になっている部分で微睡んでいるリアムを見ると、こっちまで眠くなってくるんだよねぇ
せっかくの休みなんだからもっと色々したいけど、のんびり一緒に昼寝をするのもたまにはいいか
そう思って、リアムの隣に横になって昼寝をすることにすれば、あっという間に夢の中へと誘い込まれた。
どのくらい寝たのか分からないけど、何かが顔に当たった気がして目が覚める。
ふわふわしてるけどぷにっとした感触もあるから、きっとリアムが何かを強請ってるのかと思って薄らと目を開けようとした。
けど、踏んだり叩いたりする感じの触り方じゃなくて、撫でるような感じがする
そーっと薄らと目を開けてみれば、こちらを向いて座ったリアムが前足を使って撫でるような仕草をしているのが見える。
驚いて声をあげそうになったけど、どうにか抑えた。
少しの間様子を見ていれば、満足したのか俺に寄り添うにして寝てしまった。
ねぇリアム、ずっと不思議に思ってたんだよ？
言葉が通じてるみたいに返事をくれたり、たまに俺を励ますような行動をしてくれたり…
だけど、そんなことあるわけないって自分に言い聞かせてたんだ。だって、人が猫になるなんて有り得ないだろ？
でも、ちょっと思うんだ。リアムが本当は人間で、俺を…それに松田を助けてくれたんじゃないかって。
こんな妄想みたいな話が本当だったら良いのにな…
｢なぁ、リアム。お前はいったい何者なんだろうな…なんてな｣
はぁ…相当疲れてるんだろうな、俺も。
リアムも寝ちゃったし、俺ももう一眠りしますかね〜
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作者名：夜桜 | 作成日時：2021年6月28日 8時
