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第九話 ページ11

「炭治郎、お前は面白い子だわ…周りと違う存在、私はお前が気に入った。
だから忠告よ…お前の中にある感情も全て、私は視た…そしてその時に視えた先の未来。

お前は強い、けれど…脆い。

お前は…近いうちに鬼舞辻無惨と出会うわ。

そして、鬼舞辻に付け込まれる。今の間に鍛えておかないと、知らないわよ」



Aの告げた言葉、その言葉にその場にいた全員が反応をした。


__近いうちに鬼舞辻無惨と出会う__


その言葉が本当だという確信はない、が…誰もが待ち望んだ瞬間が、近々くるかもしれない。


それだけで、辺りに緊張が走った。
しかし、その空気を壊したのはAだった。


「お前達は、今のままだとあの男に勝てないわよ。私は勝てるけれど、お前達じゃ無理。

強くなるために足掻きなさいよ、マグル。お前達が動かないと、彼奴は来ないんだから。
私が魔法界に帰るために働きなさい」



その言葉を告げると同時に、Aは姿くらましを使いその場から消えてしまった。

残された柱と産屋敷だったが、手早く指示を出し始めたのは産屋敷だった。

以前から話していた痣のこと、今行われている柱による鍛錬、それらについて今一度話し合う必要があると。


Aの一言により、鍛錬が強化され隊士達の悲鳴がさらに上がったのは言うまでもない。


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−


さて、場所は変わってここは蝶屋敷の中庭である。

あの後の話し合いでAは蝶屋敷で預かることとなった。
本人は特に気にした様子もなく、今日も鬼舞辻を探すために何かしていた。


そんなAの背後に近寄る影、気配を殺しそろり、そろり。

しかし、それに気付かないはずも無くAは杖を構えて振り返った。


「あら、炭治郎…お前、また怪我でもしたわけ?」


「わ、っ…はは、俺じゃなくて俺の友達が、ですけどね。今治療をしてもらってます…多分、もう少ししたら…__」


"来る"その言葉を告げる前に悲鳴が響き渡った。


「い゙ぃ゙ぃ゙ぃぃぃや゙ぁ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あっ」


耳を劈くようなその声にAは顔を顰め、声の主の方を見る。そこに居たのは、金髪頭の少年と猪頭を被った少年だった。


「…ねぇ、炭治郎。もしかしなくても、あの煩いマグルがお前の友達なわけ?」


「は、はは、善逸は確かに煩いが、とても良い奴なんです!」


引きつった笑みを零しながらも炭治郎はAに、善逸と伊之助の紹介をした。

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waiz - ハリポタと鬼滅の小説初めて見させて頂きました!とても気になり更新が待ち遠しいです! (2020年10月31日 23時) (レス) id: c8dc595a97 (このIDを非表示/違反報告)
nekonatsu6(プロフ) - ハリーポッターと鬼滅!最高です!続きがめっちゃ気になります!! (2020年8月7日 13時) (レス) id: d11df75cc6 (このIDを非表示/違反報告)
あずは(プロフ) - あおいつばめさん» このふたつってあまり組み合わせを見かけないのですが、合うんじゃないかと思って書き始めました!更新頑張りますので、これからもよろしくお願いします! (2020年6月8日 9時) (レス) id: 188c19254d (このIDを非表示/違反報告)
あずは(プロフ) - ほたるさん» 今、結末を考えていますが色々な結末が浮かびすぎて、分岐もいいかもしれないと考えております!!更新がまちまちになってしまいますが、どうぞ引き続きお楽しみください!! (2020年6月8日 9時) (レス) id: 188c19254d (このIDを非表示/違反報告)
あおいつばめ - うわあ、ハリー・ポッターも鬼滅もどっちも半端なく好きっ!! (2020年6月6日 8時) (レス) id: f654d8bd28 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あずは | 作成日時:2020年5月16日 15時

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