05*たこ焼き ページ5
無事に見習い研修を終え、研修手当ても振り込まれており…
『消費が早いからお風呂用品と洗剤を大量購入しよう。
あとは…』
「お米？」
『お米はいくらあっても困らないね。』
「はい。」
『お小夜は何か食べたい物とか欲しいものある？』
今日の護衛をしてくれている小夜を膝に座らせて一緒にパソコンとにらめっこ。
小さいのに強くて、お手伝いもいっぱいしてくれる子。
お小夜かぁわいいんだぁ。
近侍の国行は「たこ焼き機買いましょ」なんて言ってるけど、優先順位は低い。
50人以上居て、大体が大食いで、何個焼かなきゃ無いと思って。
たこ焼き機も何台必要か…
「…たこ焼きを本丸で作ったら、楽しそうです。」
『…小夜…
とりあえず10機あれば足りるかな？早速ポチるし夕方には届くよ。』
「主はん、ほんまそういうとこやで…
やっと研修終わったから自分も主はんにくっつきたいんですけどぉ。」
後ろにいた国行はダラダラと側に来て、お小夜ごと私達を抱き締めてくる。
確かに見習いさん達が居たときは、泊まりに来ないでって言ってた。
「明石さん…僕…」
「お小夜もちっこくて可愛いわ。
このまま主はんと一緒にお昼寝でもしましょ？」
「ですが…僕は主の護衛なので。」
『国行フラれてる。
お小夜は真面目な良い子なんだから国行も見習いなさいよ。』
ゆるりとした動きで離れた国行は小夜の手前もあり、午前中の演練記録の製作をし始めている。
働かないとか言っても何だかんだで手を付けてくれるから小夜と笑った。
*
夕飯は早速届いた機械を使ってのたこ焼きパーティーが開催されていた。
初めて作るから皆戸惑いつつも楽しそうで、何気に大包平が作るの上手。
「主、たこ焼きって奴は面白いな！
タコ以外にも色んな具材を入れることができるのも楽しい。」
お箸片手に、本当に楽しそうな顔で笑う鶴丸に私もつられて笑う。
真っ白な服にソースが付いたら大変だ…
「さっき政府から書簡が届いたらしいな。また見習いかい？」
『そうなの。政府からしたら審神者は何人でもいて欲しいみたいで、今はどこの本丸も研修が頻繁にあるみたいよ。』
手紙を見せれば鶴は少し難しそうに眉を潜めるも、気にせず焼くのに専念していた。
10機じゃ足りなかったわ…
「次の研修は女が来るのか…
さて、家の主は存外抜けているから気を引き締めておかないとな。」
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名無し73132号(プロフ) - このシリーズ大好きです！これからも楽しみにしています！ (2020年1月19日 0時) (
レス) id: e9b86ead75 (このIDを非表示/違反報告)
モカ(プロフ) - 睡さん» コメントありがとうございます〜！久しぶりに人からコメント貰えたから嬉しいです♪国行かっこいいですよね！更新遅いですが頑張ります (2018年11月18日 19時) (レス) id: d3f4b94a5b (このIDを非表示/違反報告)
睡 - このシリーズすごく好きです！！頑張ってください！国行がかっこよくてすごくすきです！ (2018年11月17日 19時) (レス) id: 700c135c09 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：モカ
| 作成日時：2018年11月9日 0時
